観ればみるほど好きになる余地を感じさせるジャック・タチ監督。
主人公が都会でちゃんと働いてるというか適応してる感じがすごく微笑ましくて人々がそうした産業革命以降の近代化の生活に完全に慣れた生活を描い…
いとうせいこうが言ってたけど、ジャックタチの魅力は、どの人間に注目にしたとしても、映画として成立する情報量の多さだよな。
しかも、そのただ情報量が多くてとっちからってなく、精密にリズムや人や物の配…
このレビューはネタバレを含みます
面白いくらい上手くいかなすぎる。正に人生のようだった。途中から上手くいかなすぎて寄り道すら楽しんでしまっている。そんな生き方もいいんじゃ無いかというほんのりとした肯定を感じるのも凄く良かった。消費社…
>>続きを読む日常的な上手くいかなさがここまで多幸感あるものになるとは。車の動きを離れた場所から撮ったり人間や犬がその近くを動くためその速度が事故を引き起こす不穏を秘めるのだが、実際に事故が起こったとしても誰も…
>>続きを読むジャック・タチの作品には、全ての偶然が必然としてカメラに収められている。大勢の群衆の動きにしろ、冗談みたいな交通事故のピタゴラ装置感も、ラストの駐車場で車を探す人々も、全てのファニーさが計算ずくの映…
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