1962年 監督は木村恵吾。作品には「愛染かつら」「痴人の愛」などある。
77歳の卯木督助(山村聰)は、軽い脳溢血で寝たり起きたりの日日を送っている。そんな彼の楽しみは食と性だけ。そして性の対象…
本日の巣ごもり鑑賞。
谷崎潤一郎原作、というより、晩年の谷崎と義理の息子の妻・渡辺千萬子をモデルとした小説の映画化。
老人の生と性への執着、妄執とそれを掻き立てる息子の嫁・颯子・若尾文子の妖しい…
「瘋癲(ふうてん)老人日記」は谷崎潤一郎原作が刊行された同年の1962年公開のカラー作品。主演は山村聡(山村は当時52歳なので老けづくり。76歳の谷崎自身がモデル)と若尾文子(谷崎の親類の渡辺千萬子…
>>続きを読む「谷崎潤一郎、晩年の代表作を映画化。山村聰の怪演と、妖しい魅力で義父を翻弄する若尾文子の小悪魔ぶり」(ラピュタ阿佐ヶ谷のHPより抜粋)
この紹介文にある通り、これは若尾文子はもちろん素晴らしいんだ…
年老いた義父と嫁のアヤしい関係性。
性欲が生きる糧に…山村聰の老け役&怪演!足への異常なまでの執着。その性癖は墓石にまで…彼を翻弄し金をせしめる若尾文子の体当たり演技も強烈。こんなキワドい役もや…
息子の嫁に性的欲望を募らせる老人とその想いを弄ぶ嫁の被虐的な関係を描いたコメディ。スケベな爺いと邪な嫁のやり取りに場内大爆笑。コケティッシュな魅力で義父を翻弄する嫁の若尾文子は本領発揮、観客をも魅了…
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