投票という一見民主的なプロセスを盾にして、同僚の復職とボーナスの支給を選ばせるというのはあまりに残酷かつ無責任な方法で、仮に復職できたとして、どんな顔をして社内で仕事をすればいいのかと夫に吐き捨てる…
>>続きを読むこの作品には二つのドラマがあると思う。選択される側と選択する側だ。サンドラを主軸に描かれているが、選択する側もよほどの覚悟がいるだろう。サンドラ自身も相手に無理強い出来ない理由はそこにある。選択した…
>>続きを読む映像、台詞、筋書きで駄弁を弄すことなく、あり得る日常を淡々と描きながら、最後の最後で理屈の上での正しさではなく正しいという感性のかけらを投げつける。痛くはないが、忘れ難い形で少しピリッと響く。ここま…
>>続きを読むいつでもどこでも、本当に理不尽な資本主義社会。
弱者はどんどん貧者になり弱者同士で潰し合いをさせられる。
ダルデンヌ兄弟の作品らしい映画。
それでも立ち上がる、未来は暗いけど立ち上がり生きようとする…
皆んなとハグするシーンで爆泣き。ずっとしんどいけど、「善戦したわよね」と言う彼女の表情で勝手にこっちが救われちゃって申し訳なくなった。同僚達に会いに行き何度も同じ台詞を言わせる、本当にかっこいい映画…
>>続きを読むこの映画で起きることは労働者に限らずどんな運動の場でも起き得ることで、当事者が多大に負担がかかる状況だと戦ったり抗うよりも諦める方が精神衛生上得策だと思ってしまうことはままあると思う。
本来は食事…
しんどおもしれー。「あなたのおかげで私も変わった」というセリフが最高のタイミングで放たれて、そのあと夫が「ロックでも聴こうか」つって3人で微笑み合いながら揺れるとこで涙。左右パン。ラストの賛成派の人…
>>続きを読む[] 90点
大傑作。2014年カンヌ映画祭コンペ部門選出作品。ダルデンヌ兄弟長編九作目。『ロゼッタ』に続く"仕事のために戦う"映画。休職明けに復帰準備をしていたら解雇されそうになっていて、他の従…
ダルデンヌだからこそ描ける希望。勝敗が必ずしもそこにあるとは限らないし、本人達だけに掴める手応えをかき消せるものはない。人生は勝ち負けじゃないってこういうことだよね。
海外生活や友人のあいだでも感…
© Les Films du Fleuve - Archipel 35 - Bim Distribuzione - Eyeworks - RTBF(Télévisions, belge) - France 2 Cinéma