人が人を支配し、壁を挟んで「死」が如実に現実のものとなり、そして味方を信じられない密告の図式...ナチスや旧東ドイツの消滅でこういう世界観は息絶えたと思っていたが、現代のパレスチナにも厳然と残ってい…
>>続きを読む「猿の捕まえ方を知ってるか?」
オマールの海老ならぬオマールの壁。
希望を持って登っていた壁。
そして登れなくなった壁。
パレスチナ問題を背景に、汚い大人に翻弄される若者を描く。
そういえば東…
羽虫のメタファー自然でいいね。ムスリムの結婚はこんなに厳しいのかと驚いた。分離壁に囲まれた占領下のパレスチナ、パン職人・オマールは壁を越えて壁の反対側で暮らす恋人のもとへ通う日々を過ごしていたが、恋…
>>続きを読むパレスチナ自治区に住むオマール(アダム・バクリ)は恋人ナディア(リーム・リューバニ)に会いに分離壁を越え、同時に幼馴染みたちと反イスラエル運動を続けていた。しかし、イスラエル秘密警察のラミ(ワリード…
>>続きを読む敵対する相手と自分を隔てる「壁」と、どんなに近しい人でもその心の内はわからないという意味での「壁」が同列に立ち並び、いつ命を奪われてもおかしくない「理不尽」と、色恋の思うようにならない「理不尽」が地…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
・社会問題というより超絶ラブストーリー
・たくさん裏切られ、精神的に追い詰められた人は信じられないものまで信じてしまう、オマールは彼女の純粋な愛を裏切ってしまった
・最後オマールがラミを撃ったことで…
ずっと📎したまま温め過ぎて溶けそうだったので、キツイのを承知で鑑賞‼️
ハニ・アブ・アサド監督作品は『歌声にのった少年』を以前観ていて、とてもピュアな作品だったのを思い出した。
今作もピュアな部分と…
「パラダイスナウ」のハム・アブ・アサド監督の13年作。原題は「Omar」。
作風は「パラダイスナウ」にも似ていて、パレスチナの現状をうまく切り取り、若者のリアルな絶望感が淡々と描かれている。若者たち…
2022 70
人並みに 生きていくにも 壁だらけ
解決が難しいとされるイスラエルのパレスチナ問題。自分はさほど詳しくはないが、人の弱味につけこみ、とことん利用する秘密警察のやり…