このレビューはネタバレを含みます
鬱屈とした男女を描く青春映画。屋上を舞台に繰り広げられる密室劇・会話劇を中心に、当時の時代性を色濃く映している。個人的には若松孝二は限りなくアカに近いピンク映画という位置付けで鑑賞しているが、今作は…
>>続きを読むキャタピラーや実録連合赤軍あさま山荘への道程などで知られる若松孝二の作品。屋上でレイプされた少女とそれを見ていた少年が出会う話。
あまりにも危険で破滅的過ぎるボーイミーツガールの傑作でした。RDレ…
強姦された母親から産まれ自身も二度強姦された少女と、ルサンチマン殺人の少年。血濡れたボーイミーツガール。
十数年ぶりに観たけど、「ゆけゆけ二度目の処女、女が産んだ最高傑作」ってセリフ覚えてたわ。
「…
白黒の血は本来何色だったのか。彼らがいる屋上は開かれているようで閉鎖的な感じがする。また彼らの生がどっかに行くか行かないかの瀬戸際みたいな感じもある。どうして一度地下へ降りたんだろうか。
出かける
…
マンションの屋上を舞台の大半に費やして映画を作ってしまうという一歩間違えればアートぶったあるいは貧乏臭い作品になりかねないところを、豊穣かつリリカルで瑞々しい映画に仕上げてしまうあたりこの頃の若松孝…
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