きみはいい子の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

「きみはいい子」に投稿された感想・評価

しおり

しおりの感想・評価

3.3
尾野真千子のおかあさん役がすごくはまってる。虐待とかDVとかってある程度は周りからのフォローでなんとか解決できるんじゃないかなあ
Nanako

Nanakoの感想・評価

4.3
重いテーマなのに、
ずっと温かくて優しい作品。
大切な人を抱きしめ、
抱きしめられたくなった。
mai

maiの感想・評価

-
優しくて、切なくて、がんばれのおまじないと、子供たちが家族とハグをした時の気持ちを言っていくシーンは暖かくて涙が出た。
龍太一

龍太一の感想・評価

3.0
尾野真千子はいつも越えてくる。
ドキュメントの延長線上のような終盤が、やや退屈。
群像劇にはなりきれず、もう少しフォーカス、もしくはとことん繋げてしまうべき。
子供ってどんなダメダメな親でも、親がいいんです。せつない。
少し大人になってくると親にうんざりしだすけど、まだ1人では生きていけないから、苦しくてもそこにとどまらなきゃならない。
親のせいにするつもりはないけれど、私は親にはなれなかったなぁ。

現実は映画よりもっとシビアで、この映画のラストもぼかしてあったけど、最悪の結末というのも不思議じゃない。

さてさて
ともあれ、高良健吾さん、他の俳優さんたち、子役さんたち、上手い!
それだけでもみる価値ありです。
見ててかなり辛いし、全くすっきりもしない
でもちょっと泣いちゃった
NAOKI

NAOKIの感想・評価

3.8
あれは…おれがもう、子供ではない社会人になったばかりの頃…

なにもかもが上手くいかなくなった時期があった…
仕事も上手くいかない…プライベートも彼女にフラれたり友達とケンカしたり…家族ともいさかいが絶えず、歯車が完全に狂ってしまった毎日…

「あぁ!しまった!」
住宅街を歩いていたおれはあることを思い出して飛び上がった…大事な書類を会社の机に置いたまま出てきてしまった!今日中に顧客に届けないとまずいことになる…

もう間に合わないのは分かってたが「とにかく戻ろう」歩道で反転して走り出した途端、足をもつれさせて盛大に転ぶ!
肘をひどく擦りむいて血がみるみる滲んでくる💦
「くそ!くそ!くそ!」

おれは歩道に寝転がったまま頭をかきむしり、寝たまま舗道の側石を蹴り始めた。
「くそ!くそ!」

通りがかった人はさぞ怖かっただろう…だって大の大人が歩道で寝たまま泣きわめいているのだから…
おれはもう自暴自棄になって「どうにでもなれ」の心境…

そのとき…誰かの手がおれの頭を触った…
よしよしするみたいな触り方におれはぎょっとして頭を上げた。

ひとりの子供がおれに手を伸ばしていた。
ほほえみを浮かべるその顔にはあの独特な表情が…
すぐにダウン症の子供だとわかった。

「みんないい子」
俳優陣…みんな素晴らしいんだけど…
高良健吾がすばらしい!

彼が演じる小学校の新任教師…皆さんはどう思ったでしょうか?
ダメダメでイライラした?
おれなんかもし自分があの立場だったら彼ほどちゃんとやれるかな?つくづく大変な仕事だと思います💦教師をやってる人たち…本当に尊敬します。
おれならあんなクソガキ…体罰復活させてしまうかもしれません😁💦

「そこのみにて光輝く」の呉美保監督…
この世界でのささやかな人と人の係わり…
ほんとに上手いなぁ💦
高良健吾と虐待疑惑の教え子…
池脇千鶴と尾野真千子…
認知のおばあちゃんと自閉症の男の子…

この映画は愛とか人を抱きしめることとか…もちろん描いてはいるけども…おれはこの映画のテーマは「気づき」ではないかと思った…

高良健吾は気づいてはいるが気づいてないふり…
最後にあの子がいつも鉄棒のところにいたのは「あれ」を見るためだったのかと気づく!

池脇千鶴は尾野真千子の闇に気づいてたんだ!

おばあちゃんも自閉症の子も気づいてた!

高良健吾とならぶ天才をここでも発見!自閉症の子を演じた加部亜門…「レインマン」のダスティン・ホフマンとか「ギルバート・グレイプ」のディカプリオを越えてるじゃないか?💦すごい!

さぁ、あなたは気づくことが出来るか?
気づいたとき行動することが出来るか?
そしてラスト…
この映画は終わらない…今も続いている…
あなたの「気づき」を待っている子供や大人がいるかもしれない💦
そんな感じ…

そのダウン症の男の子は歩道で転んだおれの頭を撫で撫でしながら…
「大丈夫…大丈夫」
と言ったんだ💦

おれは思わずその子の手を握りしめると号泣したのでした。王蟲の子の触手を握って「優しい子!」って泣くナウシカみたいに…
しばらく泣いた後、いい大人がさすがにみっともないと思い、立ち上がるとその子に「ありがとうね」と言ってその場を走り去った。

幸い…そのあと仕事も好転し、自分のブライベートも立て直して生活に落ち着きが戻った。
おれはあのときの男の子にもう一度会ってお礼がしたくて、あの転んだ場所の周辺で聞き込んだりしたけど結局どこの子かわからず仕舞いだった。

本当の天使だったのかもしれない…
あの子はおれを撫で撫でしながらこう言ってくれたんだ…

「大丈夫…大丈夫」
なんとなく、虐待が怖くて観ていなかったけど、やっぱり怖い。
閉じられた場所で大人と子供が二人きり。大人に怒鳴られて殴られたら子供たまらんのに、わかっているのにものすごい罪悪感なのにやめられないって、大人も子供も地獄。
とくに子供が地獄すぎる。
理不尽な大人に振り回されるのはいつも子供。

先生が甥っ子に抱きしめられて、がんばれ、のおまじないをしてもらってるのを見たら、なんだかこちらまで優しい気持ちになれる。
誰かが少しだけ、誰かに優しくしたら。
お母さんが子供を抱きしめたら。
平和になってくれ世界。

あの自閉症の男の子、凄すぎて末恐ろしい。
しずく

しずくの感想・評価

3.5
感想が難しいけど、良い映画。
子どもたちを抱きしめたくなる。もう拒否される年齢だけど😢
私は悪い展開を想像してしまったので
ラストがちゃんと知りたかった。
銀幕短評 (#80)

「きみはいい子」
2015年、日本。 2時間1分。

総合評価 73点。

弱者を打擲(ちょうちゃく)する手は、わが身をも打ち据える。心のこもる慰撫を受けた者は、受けた恩をひとに施(ほどこ)す。

ひとの勧めで映画を観るのは、久しぶりだ。われらがフットサルチームの監督のいうことには、従うべきである。 試合のとき以外は。

脚本がとてもいい。3つのストーリーが並行し、重なるか重ならないかのところで、静かにそれらは進展する。途中まで正直 ねむたい。が、冒頭の不穏な流れが、次第に変化し始める。果たして、彼らに救いはあるか。

呉 美保監督の初見。高良健吾(「悼む人」のひと)、尾野真千子、池脇千鶴、富田靖子ら。雑な演出が二度ほどあり、残念ながら減点対象となる。それを除くと、完成度は高い。代表作であるらしい「そこのみにて光り輝く」をこんど観てみよう。
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