90代で認知症が進行中のシャーロック・ホームズが主人公。
引退のきっかけとなった事件とミツバチのお世話と日本を訪れた時の回想とで時系列がぐるぐるしているのが認知症高齢者の戸惑いを疑似体験しているか…
イアン・マッケラン(78)と子役マイロ・パーカーの演技が圧巻。
年老いた自身への煩わしい心境、子を失いかける夫人の心境、若い頃の鋭さで解いた事件で出会った女性の心境がリンクしていく難しさを、見事な演…
年取ってボケてきて記憶力がなくなってきたホームズが引退したあと、自分の最後の失敗した事件を小説に綴りながら自分の小説に興味を持った家政婦の男の子と交流していく。
ホームズを偏屈で変人な爺さんに描いて…
ホームズが老体に鞭打って、ワトソンに代わる少年の相棒とともに未解決事件を解決するのかと思ったら、
老いによって体力も記憶力もなくなったホームズが未解決と言うより引退に追い込んだ失敗事件の真相を書き残…
【ホームズ物だがミステリーではない】
コナン・ドイルのホームズ・シリーズでは、最後にホームズが登場する作品の時代設定は第一次世界大戦勃発直前となっていた。そこでは探偵業から引退して養蜂をやっている…
このレビューはネタバレを含みます
現実にシャーロックホームズが生きていたらこんな感じなのか
本の世界のように鮮やかに事件を解決しておしまいという訳にはいかない
現実はどうしょうもないことの連続であるから真実を突き付ければいいというも…
(c) Agatha A Nitecka / SLIGHT TRICK PRODUCTIONS