セッションの作品情報・感想・評価

セッション2014年製作の映画)

Whiplash

上映日:2015年04月17日

製作国:

上映時間:106分

ジャンル:

4.0

あらすじ

世界的ジャズ・ドラマ―を目指し、名門音楽学校に入学したアンドリューを待っていたのは、伝説の鬼教師。常人に理解できない完璧を求め、浴びせられる容赦ない罵声。やがてレッスンは狂気を帯び、加速の一途を辿る―。

「セッション」に投稿された感想・評価

Miki

Mikiの感想・評価

3.8
圧巻やけど、芸術に没頭したことが無いとあまり理解できない部分もあるかな〜、けどカメラワークとかキャストとかやっぱりすごい〜〜
 いつまで経っても、この作品が付きつけてきたものへの答えが出せそうにないので、とりあえず、現時点で思ってる事を書く。

 音楽の狂気に魅入られた男が、その狂気をぶつけられる相手を探して彷徨う話。その狂気の向こう側に、その境地に至ったものにしか見えない世界、奏でられない音がどうやらあるらしい。
 
 凡人には想像の及ばない、何かが通じ合っているらしい、二人の音楽の狂人を描いていて、それが良いとか悪いとか、そう言う物を明示的に問うて来てるわけではない。ジャズをテーマにしているだけあって、黒を基調とした画面、楽器と奏者と汗と音だけの世界をリズムに合わせて切り替えていて、スタイリッシュさはとても伝わってくる。

 さて、高みに登るための指導に暴力は許されるのか。これを見てから、ずっとそれを考えていた。
 今の所の結論としては、断じて許されない、になるかな。
 たとえ、結果的にアンドリューが、フレッチャーの言っていた、そしてアンドリュー自身もそこへ行くことを望んでいた高みへと到達出来ていたとしてもだ。

 フレッチャーは曰く。そこで、上出来だと褒めても、第二のサッチモは生まれない、と。
 確かにそうなのかもしれない。少なくとも劇中では、フレッチャーの指導は花開いたのだから。
 それでも、認められないのは、あの指導の陰に、彼からの暴力によって、心を傷つけられた人間がいるからだ。音楽を止めてしまったものが居るからだ。自ら命を絶ってしまったものが居るからだ。
 フレッチャーにしてみれば、成功する奴は成功する。失敗した奴はそれまでの奴だったと言う事になるだろう。そんな生存者バイアスで、人をすり潰していくのは、そんなものは指導ではなく、単なる暴力による間引きに過ぎない。
 それをしなければ、偉大な音楽家など生まれないと言うなら、我々人類は音楽と言う文化から、そのレベルの偉大な存在を諦めるべきだろう。

 絶滅に瀕した動物を前にして、これを殺さなければ美味しい料理が食べれないと言う時に、その美味しい料理は偉大な文化なのだから、その動物を殺して料理を食べるべきだと言うだろうか。
 古代のコロッセオで、人が人を殺していた享楽。あの享楽に、他の文化では味わえない至高の悦楽があるのだとして、では、今の時代に人に人を殺させる娯楽を復活させるだろうか。
 そんなものを、我々の気づいてきた文明と理性は許してはいけない。ルイ・アームストロングの奏でる音色が、バディ・リッチの刻むリズムが、生贄を捧げなければ得られない物なら、諦めるべきだ。それよりも、不当な抑圧、理不尽な暴力によって苦しむ人々を一人でも減らす努力に文化の力を傾けるべきだ。

 生贄を出さずに得られる程度の音楽が今我々に聴くことを許されている音楽なのであり、そこに狂気を感じられなくとも、それは致し方ない事なのだと思う。そんなことをつらつらと考えた。
 この考えが絶対的に正しいとも実は思ってないのだけれども、今の時点ではこれが限界。
飛行機の中で見ました。あまり見たいものがなく、適当に選んだのがこの作品でしたが、結果的に最高でした。
鬼教師とドラムを極めて鬼教師に認められたい男子学生のバチバチした話です。
鬼教師がとことん鬼で容赦ありません。
あの教師に喰らい付こうとしている男子学生の根性を見習いたい。
とにかく衝撃シーンが溢れています。
はなわ

はなわの感想・評価

4.5
恋愛を捨ててしまった選択が、ずっと残り続けていくと思う。音楽に閉鎖的に没頭することでたどり着けたラストシーンだけどもうあの2人にとってピークはあそこなんだと思う。ニーマンもいつか首を括ってしまう。そういう若者の愚直な美しさってことだと思う。
あゆ

あゆの感想・評価

4.0
音楽をやっている身なので、観ていて共感出来る部分も沢山!ドラム練習シーン圧巻!
先生が性格歪んでるなーと嫌な先生だと思わせるのも流石!!
さい

さいの感想・評価

-
ジャズと、弟子への大きな愛で、どこまでも先回りして、どう思われようと自分の正義を貫く師匠

自分は弟子側だから
めちゃくちゃな気持ちになりながらも、みんなビビって何も言わない中、どんなに生意気でもあそこまでぶつかれる程、本気な姿がすごくかっこいいと思ったし、わたしもそうありたいとおもったし、自分がまだまだまだまだだなーーーとうずうずした

音楽が好きな気持ちで繋がっている師匠と弟子の関係は媚びてる関係じゃないのが清々しく、愛を感じた

最後のシーン、もっともっともっと!のシーン
好きなものでフェアに繋がった関係性に変わったように感じた、



人をダメにする言葉 グッジョブ
ウタ

ウタの感想・評価

4.7
むっっちゃくちゃ面白かった!!!なんだ、これ!!!!

最初は学校の先生にこんな人いたなぁ…とか、恐怖のバレエレッスンを思い出してイヤァな気分にもなったのですが。

マンネリ化して話も演出も出尽くされたと言われる昨今の映画業界。
だけど新たな手法が編み出され、その瞬間に立ち会ったような感覚と感動を受けました。

殴られ、殴られ、殴られ…疲れて離れて少し回復したと思ったら、今度は鈍器で殴られるような衝撃。
ラストステージは色んな意味で鳥肌ものです。

こんなに生々しく貪欲で、感覚に触れる映画は今まで観たことない。
オススメ!!!
まめ

まめの感想・評価

5.0
思わず見入った
演奏のテンポとカットのテンポが気持ちよくて観ていて飽きなかった
表情の演出がすごい 伝わってくる
ど迫力のある映画だった
迫力の一言
内容とかではなく心を揺さぶられる映画
シンプルなストーリーの裏の複雑な人の心を描いてるかと
ラストカットの凄まじさ。キレキレの演技とドラマに時間忘れる。鑑賞後ジッとしてられないくらい、刺激的。
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