好きとか嫌いじゃない。
映画絡みの仕事を志して、これを観ないならモグリ。これを観ない位なら映画好きを語るな、と私の内なるシネフィル過激派が言っているが、正直、今観ると「で?だから?」な何処にでもあり…
親の顔ほどみた3本の中で1番好き。構図のキマリ具合、幾何学的な美しさに惚れ惚れする。フレームの対角線を境界に、機関車とホームとで色彩のコントラストを生んでいるのがお見事。
「機関車の運動は観客から…
まず初めに大きく目立つキャリーカートが上手側で動いている。
下手は画角的にも遠く、紳士が一人立っているだけで、フォーカルポイントはやはり上手にある。
その後奥からこちらにやってくる列車が画面の3分の…
感覚的に置かれていたこのアングルがシネフィル監督のスタンダードとなり、全てのオリジナルであるわけだが、観客が逃げ出したという逸話(自分は語り継がれるべき一種プロパガンダであると思っている)含め全ては…
>>続きを読むリュミエール兄弟は『工場の出口』に続いて映画とは何か?を観客に示した。
それは人や物、物語が観客に迫ることである。リュミエール兄弟は列車が旅立つ風景ではなく、列車が迫ってくる迫真を捉えた。これこそ…
当然ながらリュミエールを全て観た訳ではないが、観た中でも最も美しい。
高速の巨大な列車が迫ってくるというのは、『工場の出口』や『水をかけられた散水夫』などの他の代表作に比して、観測者としてスクリーン…
このレビューはネタバレを含みます
リュミエール監督による、映画がこの世に誕生して間もない頃、活動写真(動く写真)の可能性を模索して撮影したもの。
劇場にいた人々は汽車がホームに入ってくる瞬間、自分たちにぶつかるのでは目をつぶったに違…
大学の講義で観た作品。
現代の感覚で見ると何が面白いのかいまいちピンとこない作品だが、当時の人々の目線で観たかったなって思う。
列車が目の前を横切る映像だけ、
それが斬新で人々を驚かせた時代。
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