夢見心地な事象が浮遊しだす幽玄さ、殺人と性と宗教が織り混ざった特異なフィルム。
なんとなく気になってたこちらを見てみた。
まず本作はとある殺人事件が起きた一件で収監された容疑者にまつわる話であるが、…
本当は、私はあなたを鋏で殺した。っていうところを、私であなたが鋏に殺した。っていう風に、わざとてにをはを破綻させる。ズレがズレを飲み込んで、メビウスの輪みたいな円環構造を産む。っていう試みを、映画の…
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これいいね
ただの退廃、精神病、メタ的描写の前衛じゃないのか、と 牧師さんが出てくるところでようやく確信
女の方は妄想、
男の方は真実か ルームメイトが死んだのは本当だからそれをきっかけにこの病が…
アラン・ロブ=グリエ監督作、初鑑賞。
ヌーボー・ロマンの代表的作家と書かれてるけど
ヌーベルバーグとヌーボー・ロマンの違いがわからない。文学と映画の違いなのか?
当時、上映禁止やフィルムが焼かれ…
記号と身体。生卵は横滑りしていくのに、十字架はぴったり突起へと重なる(それはなぜか。事件は解決するのではなく、反復へと導かれる。だが、それは「はじめからやり直す」ことなのだろうか。刑事は何もわかって…
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アランロブグリエ、話の筋がなさそうに見えなくもないがあるにはある。時系列が意味不明なところは毎度のごとく。言動が要領を得ないアニセー、夢の中のよう。
冒頭で死んだはずの女が別人の役で登場する設定。あ…
やーーーーー。
すごい好みの作品でした。ジャッロっぽさもありながら、エロティックでアーティスティック、ゆっくりじっくりねっとり進むあってないようなストーリー。まさに漸進的!訳は分かりません!考えるな…
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