怪物はささやくの作品情報・感想・評価

「怪物はささやく」に投稿された感想・評価

nodriguez

nodriguezの感想・評価

4.2
治療困難な癌に苦しむ母親とふたりきりで暮らすコナーは、友人もおらず学校でもいじめられてばかりの少年。ある真夜中、コナーはイチイの大木の怪物の訪問を受け、「これからお前に3つの物語を聞かせよう。その代わり、お前の真実を話せ」と言われます。現実と空想の間で、怪物と孤独な少年による駆け引きが始まるのでした。
病気の母親を持つ少年の、心の奥深くに潜む真の想いを怪物があぶり出すという、切ないダークファンタジー作品です。
真相にたどり着くまでに若干の遠回しな部分はあるものの、「何(誰)が悪で、何(誰)が善なのか」や「矛盾する二面性」など、人間のあやふやな善悪観念や心理の複雑性を非常に繊細に表しており、観賞後、時間が経つにつれてじわじわと考えさせられます。終盤で吐露するコナーの心理には、共感を覚える人が続出したのではないでしょうか。
そして、何よりも怪物が語る物語が、流れる水彩画のようになめらかなタッチで、幻想的且つ美しく残酷なストーリーなので、ぐっと魅了されてしまいます。
また、リーアム・ニーソンが声を務めた怪物は、恐ろしくもあり、どこか愛情を感じさせるような、素晴らしい演技でした。
ばなな

ばななの感想・評価

3.3
かいぶつは怒鳴るの方が…
takemako

takemakoの感想・評価

3.7
最初は何の話し?って感じだったけど、だんだん内容を把握した。
自分の正直な気持ちに向き合うこと、それを相手に打ち明けることって、凄く難しくて目を背けたくなるよなー13歳でそれに立ち向かうって大変だなと思いました。
uraa

uraaの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

良作。泣きました。
母に死なないでほしいという思いと、新しい治療に期待をもちながらも毎回希望が絶たれ、落胆し、その繰り返しで、苦しみから抜け出すために全てを終わりにして楽になりたいという矛盾した2つの思いを抱えていたコナー。楽になりたいという感情が自分の中にあることを分かっていたのにも関わらずそれに気づかないように蓋をしてきたその苦しい気持ちが痛いほど分かり、心打たれた。
なぜコナーがこんなにも孤立してるのか疑問で調べてみると、原作では幼馴染リリーという人物がおり、コナーの母親が病気であることをクラスメイトに話したことによって周りが彼にに気を使うようになり、コナーが孤立したそう。それが透明人間のように扱われる原因だった。原作も読みたいと思える心揺さぶられた映画だった。
maki

makiの感想・評価

4.2
思っていたよりも深い大人な物語。
話題の児童文学を映画化。

子供ではないが大人でもない、13歳という年齢で母親が末期癌におかされ、やがて訪れる死別を乗り越えなければならない少年。
現実を受け入れられず混乱する少年の前に、空想の中の怪物が現れ、3つの物語を話し始める。
4つめの物語は少年に真実を語れといい、意味がわからず戸惑う少年だったが・・・

気づきつつも認めたくない矛盾した思い。
最後の悲痛な叫びに、少年がひとり抱え続けた苦しみを理解したとき、胸が熱くなる。

少年役ルイス・マクドゥーガルと、母親役フェリシティ・ジョーンズの演技が素晴らしく、母が息子にいう「貴方のいいたい気持ちはすべてわかっているから、口にできなくてもいいのよ」という言葉が印象に残りました。
スズキ

スズキの感想・評価

4.0
子供の無力さ…適した言葉が見つからない無力さというか憤りというか、できない事がそれ以外受け入れられない心の表現が…うまい…バーバラと心の巨人のようなあれ…
yoshis

yoshisの感想・評価

3.0
ちょっぴり哲学チックなお話。アニメーションと実写を交えた映画
末期癌の母を受け入れられない少年と空想の中の怪物のダークファンタジー。ギレルモ・デル・トロかってくらい、子供がやたらと可哀想な目に遭うのは決して楽しい気分ではないかなあ。つうか、本当にデル・トロ作品だと思って見てたわ。S・ウィーバーはもうお婆ちゃん役なのね
タカ!

タカ!の感想・評価

4.0
苦しくて悲しい、でも最後は子供が現実と向き合えたことへの成長に感動した。
主人公の苦悩に感情移入できれば、高評価できる作品だと思う。
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