ランバート・アンド・スタンプの作品情報・感想・評価・動画配信

「ランバート・アンド・スタンプ」に投稿された感想・評価

EBi

EBiの感想・評価

4.0
THE WHOをスカウトしてマネージメントを長年手がけたキッドランバードとクリススタンプの伝記。2人や、ピートタウンゼントが、お互いの出会いやバンドが成功に向けて転がっていく様子を詳細に語り、当時の様子がこれ以上ないぐらいリアルに描かれている。ランバードとクリスは、そもそもロンドンの映画・ショウビズ界の顔役的存在で、ロックのことなんて何一つ知らなかった。だからこそ、ある意味俯瞰的に、冷静に仕事の全般に目配りができて、業界の因習に囚われずにTHE WHOの活動を通して斬新なアイデアを次々に実現していく。"トミー"で遂に成功を掴んだにもかかわらず、次の方向性を見失なって、ドラッグとアルコールに溺れ、2人はバンドから離れていく。彼らは失敗という概念がなかったのが強みだったが、予期せぬ成功で方向性を見失なってしまったのが致命的だった。"the kids are alright"のサイドストーリーといえる作品。
masana

masanaの感想・評価

3.5
劇場内では"Doctor Jimmy"が
景気良く流れていました🎶
ストレート時代のロジャーは
カッコイイね🇬🇧
The High Numbers時代の
映像も観れて満足。
欲を言えばキットが亡くなった事についてもっと詳しく知りたかったなぁ。
フーの映画見に行くからちょっとくらいしゃれた格好していこうかね!
って思って行ったら、わたし以外の人だいたいティーシャツのおじさまたちだった思い出
ものすごい疲労感が!ロックの伝説は夭逝することという定説がある。でもそれはロックの歴史がまだ浅いからなのかもしれないと思わせてくれた。小市民からするとロジャーが可哀想でたまらん!だってこの異能の人たちのメンタリティったら中学生並みなんだもん!でも『トミー』の裏話やジミヘンのプライヴェート映像、当時社会が彼らに恐れ戦いたことなどがつぶさに判って興味深かった。
ザ・フーのマネージャーだったキット・ランバートとクリス・スタンプ(テレンス・スタンプの弟とは知らなんだ!)を中心にしたドキュメンタリー。異なる階級が出会い絆で結ばれて、やがて成功と共に袂を分かち、2人を亡くす。ある意味冷静で理性的なピートやロジャーと、自己破滅型のキットとキースが対照的だ。特にこのドキュメンタリーでは、上流階級で作曲家の息子であるキットの複雑なパーソナリティを浮き彫りにする。そして、そんな両者のちょうど中間でバランスを取るクリスの存在。そもそも映画製作のために売り出したバンドというのが意外だが、ザ・フーのクールさの訳がわかるような気もする。いやブサイクだから売れない、って言われてるけど、むしろそこがクールだよね。ケン・ラッセルの『トミー』が観たい。
ルネ

ルネの感想・評価

3.0
2016年。 監督はジェームズ・D・クーパー。

60年代から活動するUKのロックバンド、The Whoのマネージャーをやってた2人についてのドキュメンタリー。

映画監督を目指していた若き2人(ランバートとスタンプ)が、売れそうなバンドを見つけ出して映画に題材にしようと計画。 そしてザ・フーを見つけ出してマネジメントし始める。

確かにこの2人のおかげで売れた部分もあると思うのだが、ザ・フーはすごくいいバンドで曲も素晴らしいので、自力でもちゃんと有名になったと思う。

すごく奇抜な事をやったわけでも、はちゃめちゃな事をしていたのでもなく、わりと地味にマネジメントしてます。 なので盛り上がりに欠ける。

熱心なファンなら楽しめるかもしれないが、それ以外だとちょっと微妙だと思います。
 ロックバンド、The Whoを支えたマネージャー二人についてのドキュメンタリー。The Whoはある程度知ってるつもりだったけど、初めて聞くことばかりで面白かった。港町育ちのスタンプとオックスフォード大卒で有名指揮者の息子ランバートの「まるで喜劇」のように対照的なコンビ。元々は二人とも映画監督になりたくて、コネがないからとりあえずバンドのドキュメンタリーを撮ることにしたらThe Who(の前身バンド)に出会った、という。
 彼らが出会うまで、そして徐々に成功していく様子は熱気が伝わってくるようで良かった。出来の良い青春小説のような感じ。しかし「トミー」映画版から追い出されて以降のランバートはヤケクソになり、キース・ムーンはNYでドラッグ漬けになってP・タウンゼントは彼らを気遣う余裕もなくなっていく。金とドラッグでダメになっていくバンド物語...ありがちと言えばありがちだが、実話なので迫力がある。
ひろし

ひろしの感想・評価

3.0
確かにこの時代はマネージャー次第というのもあったけど2人の敏腕マネージャーのお陰のTHO WHOだと分かった。飛び抜けた才能と先見眼だったんだな〜でも好きな歌は数曲しかないけど。
The Whoは偉大なロックバンドでありリスペクトしているが、私が好きなアルバムは「My Generation」「A Quick One」「The Who Sell Out」だけで、名盤扱いされている「Who's Next」はそこまで好きではなく、「Tommy」はケン・ラッセル監督の映画版の印象が強すぎてアルバムはあまり聴いてないかも。

さらに実はフーに関してはベストアルバムでけっこう聴くという邪道な聴き方をしています。(逆にストーンズやキンクスをベストアルバムで聴くという行為は絶対にない。)そんなわけでThe Whoについて偉そうなことを語れない私にとってこのドキュメンタリー映画はいろいろと学ぶことが多かったのである。

本作の興味深い点はThe Whoのメンバーではなくバンドを裏で支えたマネージャー二人を主人公にしたドキュメンタリーであるところだ。

しかも、この二人のマネージャー、キャラが濃すぎる。著名な音楽家を父に持つブルジョワ階級なキット・ランバートと労働者階級出身で俳優テレンス・スタンプを兄に持つイケメン男のクリス・スタンプ。もちろんフーのメンバーもピート・タウンゼント、キース・ムーンなど特濃ファンキーで狂った連中の集まりだが、こいつらに負けず劣らずマネージャー二人の個性が強すぎて面白すぎる。
DON

DONの感想・評価

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ビートルズにジョージ・マーティンがいたように、ザ・フーにはランバートとスタンプがいたとは知らなかった。しかも単に音楽性を形成したというにとどまらず、彼らはバンドの生みの親であり、マネージャーであり、進むべき道へと導く人生の師だった。

クラシック音楽家の両親を持ち、上流階級からドロップアウトした破滅型の天才キット・ランバートと、テレンス・スタンプの弟(!)クリストファー・スタンプ。時代が彼らをつくり、彼らが新たな時代をつくる。名もなきはみ出し者たちの栄光に乾杯。
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