死期が近いことを伝えに、12年ぶりに家族の元へ戻る。そこから暖かい話になるかと思ったら、逆なのね…。痛切な家族破綻の一篇でした。
会話劇として家族の口喧嘩を見せ続けるのだが、発言者をアップで捉える…
語ることと語らないことが生み出す空気。ギャスパーの言う「言葉の危機」はこういう事なのね。ドランは家族の絶妙な距離感をなんて上手く描くのだろう!
言葉も映像も音楽も最高!!
カンヌグランプリらしい、人…
しんどい。けど、分かる。この5人が顔を合わせたのは奇跡だと思う。ルイが去ったあとは、きっとバラバラになって、もう二度と会えなくなるような気がする。思い出話が大嫌いな兄が、家族で会うことを許さないだろ…
>>続きを読むそれぞれが本当は家族の事を思っているのに、違う方向に伝わってしまったり、イライラして余計な事を言ってしまったり、なんか本当家族って難しいなと思う。
お兄ちゃんの嫌味な感じと、妹のスイッチが入る感じが…
らしい演出が満載で、MVを観ている気分。
ドランの作品には度々こうして鬱積した思いを家族にぶつけて罵り合うシーンが出てくる。
「愛している」を言う代わりにこれでもかと相手を傷つけ、言った自分も深く傷…
©Shayne Laverdière, Sons of Manual