グザヴィエ・ドラン、なんて人だろう。
毎回彼の映画を見るたびに思うけれど。
99分間、画面からあふれ続ける激情。
ルイの12年ぶりの帰宅がこの家族にもたらしたものはなんだったのだろう。この帰省が…
カメラの構図、ビビッドな色合いがいかにも芸術的でうっとりする。ピンぼけさえCOOLでカッチョイイ。いかにもフランス映画らしい。
家族と言えども所詮他人、節度もなくて、言いたい放題。言葉は余計だから…
銀幕短評(#731)
「たかが世界の終わり」
2016年、フランス/カナダ。1時間39分。
総合評価 84点。
この映画を形容することは むずかしいですね。観てくださいというほかはない。…
気が塞ぐ
重い重い
息苦しい
家族といえどそれぞれが別の人間、相性や根本的な感性の違いは血の繋がりとは関係ない。かたや良かれと思うことが、かたや苦痛で仕方がない事だってある。
他人なら合わなければ…
©Shayne Laverdière, Sons of Manual