文学史上に残る地雷女の物語。修道院で過ごした少女は小説の中の煌びやかな世界で妄想を膨らませて成長していく。
実家暮らしから抜け出すべくパッとしない男と結婚したのが悲劇の始まり。
妄想とはかけ離れた…
フランスの作家、ギュスターヴ・フローベールが19世紀に発表した作品の映画化だそうで、1949年のヴィンセント・ミネリの方を観たかったのですが、無かったのでHuluで探したらこちらを見つけました。
私…
ちょっとわかりにくめのフェミニズム映画だと思った。
エマのことをどう思う?って試されているように感じた。
「自業自得」とか「幼稚」とか「身勝手」とか書いてあるとかなしくなりそうで、他の人の感想が怖く…
夢見る少女のまま、よく知らぬ退屈な夫に嫁いだエマ。
よき夫でありますように、と祈りを捧げた通り、無難で悪い人ではないが、気の効かないつまらない夫との生活は退屈そのもの。
常に眉間に皺を寄せ何かに…
ロマンチックな憧れが、平凡で退屈な現実を前にして脆くも崩れ堕ちていく様が冷徹な筆致で描かれる原作は、写実主義の傑作と評されている様だ。映画化された本作も、観る側に感情の入り込む余地をほぼ与えないかの…
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