人一倍おっとりとした少女が、少女のまま大人になりきれないまま、嫁ぐ。
彼女なりのストレスを抱えながらも、ゆったりとした時が過ぎていた。そんな田舎の普通の人々も、戦争に巻き込まれていく。
軍国主義でも…
東京国際映画祭で鑑賞。
柔らかく鮮やかな背景。70年前を忠実に再現したされる息づく街並み。
暖かくつい微笑んでしまう日々の暮らしとその暮らしが崩れていく悲しみが心に沁みてくる。
しかし最後は生きる…
#2016年映画ベスト10
東京国際映画祭プレミア上映にて鑑賞してきました。
私はこの時代のことはTVで見たり授業で聞いたりした程度にしか知りません。
なのに何故私は今、この時代の広島・呉で「生…
原作未読。
今まで私が観てきた戦争を題材にした作品は、「戦争の中を生きる人々」って感じだったんだけど、この映画は「普通のあたたかい日常の中に、ジワジワと戦争が侵食していく」って感じだった(うまく言葉…
すずさんの力強さに涙が止まらなかった。
今までみた戦争映画(そんなみてないけど…)の中で一番戦争を身近に感じたし、その時代に生きてた人たちの暮らしがリアルに感じられて新鮮だった。
今何不自由なく生活…
21世紀、ベスト・ワン。
太平洋戦争中、18歳で広島から呉に嫁いだすずさんの物語。
作り手の想いが余すところなくスクリーンに結実した珠玉の傑作である。
脚色は原作から削られた部分もあれば、逆により細…
人が生きてるだけやから感情があっちいってこっちいって、楽しくて嬉しくてきゅんとして泣いて怒って、それを丁寧に描いてるってそれだけで素晴らしいのに、そんな普通の日常が戦争の中でも描かれているとやな~~…
>>続きを読む(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会