5時間半の末に感じたのは「無」。とはいっても虚無だとか、虚な感じとか、そういうことではなくこの映画の内容に関してほぼ何も感じることがなかった。なかなか珍しいことだ。
嫌いではない。しかしまずなぜだ…
映画を見たというより、他人の話を聞いた、生活を覗き見たという感覚に近かった。今ある調和は、ただの偶然の上で成り立っていることで、ちょっとしたことでその調和は崩れ去る。どんな時も、今よりも「良い」可能…
>>続きを読む再上映されるの知って即予約
主演全員が演技未経験なのが驚き。
説得力のある演技力で長い間作品に没入できた。「ドライブマイカー」でも感じた台詞を詩的に読み上げる部分が印象的。
濱口亮介の作品はとにかく…
とにかく、これでもかというほど人間の心の機微を徹底的に描き切った、物凄い長編映画。
これほど尺が長いのにもかかわらず、無駄なシーンがひとつもない。緻密さに感服。
4人の女性の、些細なことで微妙に揺れ…
(C)2015 神戸ワークショップシネマプロジェクト