車の動きに合わせてカメラが動くと、同じ方向から沢山の車がワーっと走ってくる冒頭のダイナミズムにまず感動した。『和解せず』みたいな速度を感じた。普通待ちそうなカットで待たない(画面奥から牛の群れが向か…
>>続きを読む「観る」ことをここまで意識的に強制させる映画はないと思う。私達は何を観させられて、そこに何を見るべきなのか。みるという行為が、映画という形式の中をはじめ、これまでどれまで無自覚に行われてきたかを、意…
>>続きを読むやっぱりこの人達は、話と関係あるようで全く関係ない風景を撮って楽しんでいるのではと思いました。もう工場の出口から工女達が出てきて端に消えただけで驚く観客などいるまいに...
古典映画を愛する余り、…
前半は当時のフランスの風景を映し出し、フランス国民が如何に貧困で苦しんでいるのかを朗読風に話す。後半はイギリスに対抗するエジプト国民について、エジプトの風景と共に話す。どうやら両方、マルクス主義者に…
>>続きを読むお初アテネフランセ。
風景にナレーションがついてるだけの、深夜BSでやってる番組みたいな映画。風景にナレーション(もしくは字幕のみ)が付いてるだけの番組はよく見ていたし結構好きだけど、この尺でやられ…
左、右、左右、左右左、静止。上、下はそれぞれ1回。車中は2回。第一部は牛と電車。第二部はニュース映像を除くと27(+2)。カメラは頭の位置。アンチロマン。男、女、銃はないが、それ以外のすべてがある。…
>>続きを読むフランスとエジプトで起きた過去の人民革命を現代の各国の映像とナレーションで表現するという一見テレビのドキュメンタリーみたいな内容なのに、卓越したカメラワークと農村や街を鮮やかに捉えた映像によりそれら…
>>続きを読む早すぎるし遅すぎる、つまりは本来撮るべきものを捉えることは決定的に不可能であることを認識した上でそれでもカメラを向けることを選択する、その決断から生まれた倫理がどこに三脚を据え、どの高さにカメラを構…
>>続きを読む俺には早すぎた。ストローブ=ユイレによる歴史的なレポート、授業というような見心地で、風景に遊びを与えている分、観光映画としての側面も併せ持つ。フランスからエジプトへ主題は二部構成で展開され、その土地…
>>続きを読む