パン(行ったり来たりする)と固定カメラ長回しで風景を捉えるカットの繰り返し。独特の映像センスでなぜかその割には見ていられるのだが、正直単調過ぎて退屈してしまう部分も多かった。16mmフィルムで状態も…
>>続きを読む冒頭のロータリー交差点を周回する車から見える景色で車やバイクが次々と入れ替わっていく様からもわかるように、ストローブ=ユイレがいつも以上に徹底して風景を撮ったドキュメンタリー的作品となっていて、その…
>>続きを読む超傑作。革命について、回転=停滞から直進=希望へ移行するエモーション。冒頭、一定の軌道を回転し続ける車、から見える車窓の風景の時点で異様に面白い。第1部はフランス革命時の貧困状況が延々と各街と共に語…
>>続きを読む冒頭のぐるぐる回って車がカメラ内に入っては出て背景に対しても動くシーンには期待させられた。
が、後半は自然音とテクストを加えた初期映画のようで眠気に襲われ、のんびり動く画面を薄く目を開けみていたら、…
観察し考察するカメラ
その草っ原に寝転がることも畑の中へ潜り込むこともできない
観察者は世界に、エジプトの土地に馴染むことはできない
が、そのことを承知の上で節度を守った距離に立つカメラの、その視点…
バスティーユ広場をぐるぐると回り続ける長回しから映画は始まり、のっけから楽しい。解釈の手助けをするような画面の親切心は欠片もなくて、観客にはただその土地を眼差し、テクストと自然音に耳を傾け続けること…
>>続きを読む暫定的な生涯ベスト1。冒頭のバスティーユ広場を周回しながら、読み上げられるエンゲルスのテクスト、後半のエジプトにおける工場の出口が忘れられない。政治と映画史の奇跡的とも呼べる邂逅。素晴らしいの一言で…
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