歴史の授業の作品情報・感想・評価

『歴史の授業』に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

狭い道で発生する対向車との闘い、縦列駐車と曲がり角からの邂逅、常につきまとう衝突の不安、抑圧されたドライブのサスペンス。セリフ終わりの無音と川の流れの繋ぎは意図された目覚まし時計。ちゃんと起きてたぞ…

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ベルトルト・ブレヒトの小説断章「ユリウス・カエサル氏の商売」に基づく、ストローブ=ユイレ作品。72年、独=伊、16ミリ、85分。
アテネフランセ文化センターにて
いい授業は、それをきっかけに全然別のことに発想が飛ぶ。
なので歴史の内容は途中からほとんど聞いてなかった。
カットを割るタイミングが面白くて、次はどうするんだろうとワクワクしながら観る。
4.8

【徹底討論!🎙西欧の欺瞞】

古代ローマ帝国及び西欧至上主義を徹底的に叩くストローブ=ユイレによる「政治討論」モノ。映画というより何だかドゥルーズとかデリダみたいな現代思想書を読んでる気分にさせる異…

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ゆう
3.8
車窓から見えるイタリアの道がとにかく狭い。

四方に空間がこれほど広がっているに拘わらずとにかく狭いがしかしながらこれこそ撮影当時のイタリアそのものだとも言える

馬鹿面白い。この映画観たこと一生忘れない。
ローマ人のコスプレしたおじさんが延々講釈垂れてる場面と、車内から街並み風景を見せ続ける超絶長回しの移動シーンしかない

おっさんの講釈は全く頭に入ってこな…

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auchan
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あのタイムトラベルはこれのオマージュだったのねー、レナートベルタからたむらまさきへの連関泣ける
い
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まさに歴史の授業みたいな映画だった。 ブレヒトの『ユリウス・カエサル氏の商売』という未完小説が元ネタで、自分は原作未読なものの、古代ローマ史にハマっていた時期があり、(資本主義)経済から考えるカエサ…

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そう長くない上映時間の3分の1を占める運転シーン。制作手法をさらけ出すような演出。

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