長谷川一夫は溝口健二の『近松物語』(1954)で茂兵衛を演じて、森一生『藤十郎の恋』(1955)で茂兵衛を演じる藤十郎を演じて、わたしまだ見ていないけど1938年にも山本嘉次郎『藤十郎の恋』で藤十郎…
>>続きを読む辛気臭い色恋物だと誤解していたけど「誇り」の話だった。
芸のために人の心を弄ぶなんて許せんと思っていた藤十郎なのに、不入りに憔悴して幻を見る姿に、泣いた。
長谷川一夫の品格に押し切られた。
「大経…
菊池寛原作。昭和13年の山本嘉次郎版に続く2度目の映像化(両作とも主演は長谷川一夫)。昭和30年。森一生監督作品。元禄時代の人気役者・坂田藤十郎が、近松門左衛門による不義密通モノ(≒世話物)を演じる…
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