彼らはフェリーに間に合ったの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『彼らはフェリーに間に合った』に投稿された感想・評価

 よくできた短編映画

このころドライヤーはなんでこんなに短編映画を作ってたのか?

 出港するフェリーに乗るためバイクを爆走させる男と女。
 次々と車を追い抜いていくが、一台の車とあおり運転して……

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フェリーに間に合いたいサスペンスから生じる疾走感が交通安全啓蒙なのに胸熱レース映画になる。
終盤は全カットめちゃくちゃ怖い。衝撃映像と控えめなサウンドの熱量が乖離したブニュエル的な不穏さ。突然時間が…

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kotono

kotonoの感想・評価

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"速さ"のような目に見えないものは車とバイクの横からのショットみたいに比較することで見えるようになる
ここに来てようやく天才を発揮。
久しぶりにこんなにハラハラしました。フェリーに間に合ったとはそういうことか。
『癌との戦い』のときにも思いましたが、若干不謹慎にも取れる表現が清々しいです。
マグロ

マグロの感想・評価

3.4

カール・ドライヤー唯一の半ドキュメンタリー、半劇映画。

デンマークの作家、ヨハンネス・V・イェンセンの短編集「神話」収録の「彼らはフェリーに間に合ったか?」原作。
フェリーに乗るためにアホみたいに…

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よ

よの感想・評価

4.0
冒頭のフェリーでのフレーム内フレームに見るように、フレームが効いてる。
Y字路以降のカーチェイスも初めてフレームからスクーターが切れる。
その割に走行風景はゆるくて異様

ドライヤー監督の短編の中で最も有名な作品。デンマーク政府による交通安全の広告映画。バイク二人乗りの男女がフェリーに間に会おうと100キロ超で爆走する映画。終盤のカットがすべて素晴らしい。カモメのモン…

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o

oの感想・評価

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ドライヤーの短編映画の中で最も劇性が高く、最も知られている
ナレーションが無く、広報や宣伝といった側面をそれほど感じさせることがないため
あくまで現実性の獲得にこだわり、俳優の使用を避けた 彼の他…

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xo

xoの感想・評価

3.5

11分の短篇。「怒りの日」の特典映像として何の予備知識もなく見たんだけど、なんとも鮮烈な余韻。。

他作とも通ずる美意識はこの作品からも感じられる。
冒頭、フェリーからバイクが出ていくところの構図の…

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分岐路での再加速の場面はPTA作品を想起する演出。かっこいい
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