田舎の水の作品情報・感想・評価

「田舎の水」に投稿された感想・評価

Tommy

Tommyの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「母親支援」もそうなんだけど、講習ビデオっぽいのに、ちょこちょこ映画を感じるショットがあるのが良いよね。

コミカルな掛け合いはドライヤーというより、スコットハンセンによるものらしい。結構好きだった。

散々汚い話をした後に、井戸の蓋や井戸から出る水のショットとそれを使っているショットを連続させるのが巧みだった。「うげー」って思うもんなw
カール・Th・ドライヤー。
水質に関する公衆衛生の在り方。

田園地帯に於ける井戸水の水質汚濁に関するドキュメンタリー作品。
『母親支援』と同じく、デンマーク政府企画の広告・講習様映画である。

矢張り本作も見る処は少ない。
公衆衛生に関する概念が希薄であった、20世紀中盤のデンマーク田圃部への啓蒙作品であろうか。
M

Mの感想・評価

3.5
1946年に製作されたデンマークのショートムービー。軽快な語り口に井戸の映像が流れて、井戸の美味しさを伝えるものかと思いきや‥‥井戸にまつわるetcが全然キレイじゃない、むしろ汚ったない、井戸にまつわるetcをdisりまくってる風刺作品でした。
AS

ASの感想・評価

3.8
『ドライヤー短篇全集』より。
コミカルな演出でもって深刻な現状を提示する手法が一層おぞましさを助長する
Jeffrey

Jeffreyの感想・評価

3.0
「田舎の水」
本作はデンマーク政府映画コミッティーによって企画が立てられたものであり、1944年にカルンボーの地方保健局技官が出版した報告書によってショッキングな井戸水の水質に関する改善策を協議した会議での、国民への関心を映し出した1本だと感じ取れる。しかし結局一般公開されなかったらしく、2008年になってデンマーク映画協会のアーカイブから復元され、ようやく鑑賞できるようになったと言うことである。どうやら農業省と保健局がクレームをつけたのがきっかけで、上映禁止になったらしい…またナレーションが次から次えと言葉を話す作風でもある。井戸の真下から撮影するシーンが印象に残った。立ちしょんべんするシーンや歯磨きをするシーン、蛇口の汚れた水での入浴などの、いちいちナレーションが悲観的でネガティブキャンペーンをしているかのようで非常に笑える。細菌付きのスポンジを口にほおばった赤ちゃんの描写でもディスる形で、その後に顕微鏡で見たばい菌の描写を映したり笑える。と言うよりかはかなり煽ってる映画だと思う。またハンセン病の新聞記事を映したり、地図でどこが汚染の元などを話し合ったり、なかなか短い尺の中に収めている。パイプを地下に落としたりポンプで土を上に持ってきたりする映像はなぜだかドライヤーらしい演出だなぁと思う。少しばかりおしゃれなんだよ。
ROY

ROYの感想・評価

-
水質汚染をイラストなどを使って解説する宣伝映画。

ユトランド半島の田舎が舞台

町の医務官イェンス・イエンセン
コミカルなやり取りとは対照的に突きつけられる実際の汚ならしい井戸。
まぁ

まぁの感想・評価

3.4
こういう作品を観ると
「日本の水道水は、綺麗なんだろうな」…と思う…
(…70年前の作品だから…単純に比較は出来ないけれど…)

映像の中の「井戸水」…
…観てしまった今は
「うげげ…」…

「飲んだら、当たる」…
…「飲めないし、使えない」…

洗剤の泡、立ちしょんのおしっこ…
…全てが…「井戸水」に…「繋がっている」…
その「水」で…生活している彼等の「身体」は…大丈夫?…

「井戸水」から汲み上げた「水」を…
美味しそうに飲む女性…(…「うげげ…」…)

モノクロで…良かった…
と…心から思う短編作品…

YouTubeにて鑑賞…☆

原題で検索…♪

アノ

アノの感想・評価

3.5
汚染行為の合間合間に井戸の蓋や蛇口の水を映すことで水をおぞましく演出する。
基本だが恐ろしく強い。
井戸を掘るために無音で動かされる機械の遠景ショット(巨大な十字)とか何なんだ。
ドライヤーの映画はこういう短編でもふと見たくなるときがあるから困る。

オーディオコメンタリーみたいなナレーションに絵やアニメを用いた冒頭の表現には少し困惑したけど、基本的には簡素な美が感じられる映像で構成されていたのはさすがドライヤーといったところ。

でもドライヤーの映像美の前では14分なんてあっという間だから物足りなさを覚えてしまうのがいけない。

ドライヤーの作品だから未見の短編にも目を通すけど、やはりドライヤーの作品は長編の方がじっくり映像を堪能できて良い。
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