映画美学校の学生と
監督とで製作された作品
映画の中に撮影してる人が出てきたり、役者(モコモコ星人)が映画の中で実際に撮影してるたり、その撮影された映像も使われてたりと、「映画」の概念を覆すような…
「映画であること」を口実に、人が集まり離れていく過程を未体験の領域で描いてしまった傑作。
なかなか長編だがずっと妙に面白く、末永く心に残るであろう瞬間がたくさん。ラストは得体の知れぬ感動で胸がいっぱ…
このレビューはネタバレを含みます
透明人間になれたら今通り過ぎた人をカメラで追いかけ、どんな人生なのかを映したいという願望とか、今この人にカメラを向けたら一体どうなるんだろうという衝動そのもの。そんな透明人間だけど、本当はここにいる…
>>続きを読むまだ春先だから自分もモコモコした服を着ていて丁度よく宇宙人に混じって人間観察している気分になる。人恋しいくせに、ある距離より近づこうとすると拒絶してしまう人の群れは、微笑ましくて、痛ましくて、愛おし…
>>続きを読む地球にやってきたモコモコ星の宇宙人が、宇宙へ帰れなくなってしまう。
カメラとマイクを役者自身(宇宙人)が回し地球人を観察する。
画のなかには、いつも機材がうつっている。
・オープニングにあった原発…
中盤のとあるシーンで、人間が撮影するカメラが被写体に寄っていった瞬間から、人間側の撮影のルールと鳥人間側の撮影のルールが重なっていき(その時の被写体は、後に作品世界の理を破壊し得るアイテムだったこと…
>>続きを読む上映前、鈴木卓爾監督は"普通の映画ではないので眠気が襲うかもしれないが、どうぞ寝てかまいません"と仰られていた。確かに無茶苦茶で普通の映画じゃない。けれども、続きの展開が気になって全く眠気に襲われる…
>>続きを読む© 2015 Migrant Birds Association / THE FILM SCHOOL OF TOKYO