重い作品や実話ベースの作品は大好きなのですが今回はあまりハマらなかった
ダラダラ話が進んでいくのは苦手ですね…大体結末も読めてしまい、物足りなさを感じてしまいました。
田中麗奈さんの役はあったほう…
三浦友和さんの嫌な古い感じがお上手でした。息子の稔もお父さんも許すことはできないけど、みかんの苗木を見るお父さんの目を信じたくもありました。
家族3人で最後の晩餐の話をしているシーン、ぎこちないけど…
異常殺人者が生まれる背景にはいびつな家庭環境がある、という典型的な視点があって、それをわざわざ描くことにどれほどの意味があるのだろうか。もちろんモチーフになったであろう実際の人物が、ある種社会が作り…
>>続きを読む昨日は「池田小事件」から23年。
これはその事件をモチーフにした作品だ。
単なる胸糞映画ではない。
凶悪事件を犯した男。
その犯罪者の父、そしてその家族、獄中結婚した女、皆、何かが世界と合ってない…
これはキツイなあ。
一つ間違ったらどこでも起こりそうな脆さを突いている。
次男は働かないことを非難され、鬱屈した人間になっていく。
期待された長男はリストラを誰にも言えないで、精神が崩壊していく。…
犯罪事件をモチーフに作られた作品。親父は多分いい家庭を作ろうと本人は必死でやってたんだろう。よくありそうな話から少しずつズレが生じてきて、気づけば大きなギャップとなり、埋まらなくなる、
どいつもどこ…
(2024年2回目視聴)
境遇が重なる人間には凄まじく突き刺さるものがあるが、かと言って過去の辛い気持ちが報われるような描写があるわけではなく、正直健常に機能した家庭で育った人間が観て面白いのか…?…
(C)2016「葛城事件」製作委員会