発禁本/SADEの作品情報・感想・評価

「発禁本/SADE」に投稿された感想・評価

kid

kidの感想・評価

2.5
個人的には少し退屈だったな

いちばんすきなシーンは
エミリーがサドと馬車の中で初めて出会ってニコッとするところ

印象的だったのは
ロベスピエールが処刑されるところ

サド実物はどんな人だったんだろう
ただの頭のおかしなオジサンだったら、侯爵とはいえ誰も慕わないだろうし
そこそこ避けられてはいたけど
一匹狼風で言いようのないエロティシズムがぷんぷんしてたのかしら
気になっちゃうな

サドの内縁の妻みたいな人が美人でステキだった

エミリーなんだか不憫
サドに言いくるめられた感
LEONkei

LEONkeiの感想・評価

3.0
若者よ、悦びに貪欲になれ…本能に従って。


皆さん大好きなサディズムの由来となったマルキ・ド・サド侯爵の物語。

フランス革命(1794年)政治混乱期の中、貴族で小説家のサド侯爵は道徳的・宗教的・法律的観念に囚われず、肉体的快楽を追求するポルノグラフィーを生み出した。


生きる証とは何なのか…。

それは悦びを感じることだ。

では一体、悦びとは何なのか…?

人それぞれ悦びの定義は違うだろうが、人間が生物である限りその悦びの本質は1つしかない。

言わなくても皆、答えは知っているはずだ。

それを知らずして人生を終える事は、生きている証を放棄したも同然である。

何も難しいことは無い。

ただ本能が示す通りに進めばいい。


サド公爵の手を借りなくとも今は自由の時代、特にこの現代日本にはそれを享受できる恵まれた時代。

解放しなさい、解放させない。

ココロの奥に閉じ込めた破裂寸前の悦びの泉を存分に溢れ出させよう。


サド侯爵役の〝ダニエル・オートゥイユ〟の残酷な恐怖と弱さを隠した笑顔が恐ろしくも人間らしい。

16歳の無垢な伯爵令嬢は清楚で品を持ち、大人の世界に好奇心を内に秘める処女を〝イジルド・ル・ベスコ〝が上手に演じている。
特段、美人でも可愛い訳ではないが不思議な存在感が男心を擽り、少女と女の狭間を行き来する妖艶な魅力が何故かある…『17歳の夏』でも同じような事を言ったかもしれない。


サド侯爵が題材で〝発禁本〟という見てはいけないモノを見るようなタイトルの響き、更に〝無修正版〟にかかわらず自分には少々物足りない描写で少し拍子抜けした…本の話しだと思った自分が悪かった。

別に自分が過激なサディストだからと言う訳では決してありません。

サド侯爵自身の波瀾万丈で過激な思想や行動に、固定観念を抱きすぎていたかもしれない..★,
更生の場となる修道院に移されたサド侯爵が、自分の生き方を模索している無垢な少女と接触する。施設内のサドの言動を追いながら、彼の性観念の影響力を説いている、エロティック・ドラマ。

本作に登場するサド(ダニエル・オートゥイユ)は、私が思い描いているイメージ通りの存在。性の探究と人間観察を生き甲斐にしている無神論者であり、反体制精神を滾らせている。本編内では、異端分子としての魅力を十分に楽しむことが可能。

肝心の内容のほうは、サドが著した性観念の伝播を主軸にしながら、「性の歓び」を如何にして自分の人生に取り込んでいくべきか、を語っているヒューマニズム系のドラマ。

サド侯爵が快楽主義のヒントを与える立場となり、性の問答を繰り広げていく。「生きるための活力としてのセックス」をテーマにした至極真面目なドラマであり、見世物的なエロは登場しない。下世話な方向に期待すると肩透かしを食らうので要注意。
「理解できぬ連中は闇の中にいればいい」

ゴリゴリに変態絶世期のサドを期待して観てみれば一戦を退いたも同然の時期でサド要素も割と薄い結構真っ当な話でびっくり。

執筆物に触れる時に聞こえてくる蠅の羽音、納屋で話すときの娘とサドの肌色による天使と悪魔的な対比が好みだった。
tk33220

tk33220の感想・評価

4.0
青みがかっている画面やロウソクに灯る火の感覚など特に夜の場面の充実っぷりが素晴らしく、もちろん中庭に生い茂る草木の緑も良く出ている。何を考えているかよくわからない人物たちが視線を投げ合い、すぐさま行動に移す様子がスリリング。
Moeka

Moekaの感想・評価

3.5
邦題からしてサドが女の子を虐めぬく話かと思ったけど違った。笑 フランス革命下で成長期の女の子に人生哲学を解いていく話。頭と体は一体で、感情をもつ肉体がぶつかり合う事が生きることっていう、マルキドサドから出たとは思えないちゃんとした哲学(笑)に共感。個人的に言えば、もっとサドが野獣みたいな美青年だったら萌え萌えでした。
なんでこんなタイトルにしたんだよ…
捕まって以降のサドの話
人生哲学を教えるサド様は知的で素敵なのに
若いのに調教してるシーンのサドが邪魔でめっちゃ笑える