偉大なるマルグリットの作品情報・感想・評価

もっとコメディ色全開の作品を想像してたら、流石はフランスとでも言うべき陰湿で悪趣味で、ジョークとも取れない映画だった。

普通の音楽映画ならクライマックスは圧巻の演奏や喝采が待っているが、ド下手くそ…

• #実は実話を基に
• #どM
• #おふらんす

『偉大なるマルグリット』Marguerite 2015

実在の人物をモデルにしたコメディ。フランス版『寝床』

モデルはアメリカのアマチュア・オペラ歌手フローレンス・フォスター・ジェンキンス。

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【音痴の貴婦人とその取り巻きたち】

1920年代のフランス。
田舎暮らしの裕福な男爵夫人マルグリットは歌うことが大好きで、自宅で開かれるチャリティコンサートなどに出演していたが、実は音痴でその歌は…

• #ミュシャのイラスト風にキメたマルグリッドのポスターが印象的。下手に歌うのは逆に難しそう。裏では彼女を“崇高な音痴”と評する皮肉な評論家はブラボーを連呼。クズな男達にカモられる上、夫は浮気…趣味のコスプレ撮影でストレス発散？夫が同じ話の「マダム・フローレンス！」とは全然違う。
• #夫婦は大金持ちだが決して幸せそうではない…最初から最後までマルグリッドを陰で笑いバカにする周囲の人間たちや、眉をひそめてそれを苦々しく横目で見る夫。ヒュー・グラントが演じる旦那と違って妻への愛がない。コメディ風だけど全く笑えない上にフランス映画らしい性格の悪さが垂れ流し。

【裸の女王様】

DVDで。仕立てはしっかりした映画だが、心は動かなかった。ヒロインのマルグリットさんに対して、ずいぶん冷ややかな映画なんですね。

後でモデルになったフローレンス・フォスター・ジェ…