奇人たちの晩餐会の作品情報・感想・評価

「奇人たちの晩餐会」に投稿された感想・評価

授業で見て、めちゃくちゃ笑けて、おもしろかった。その頃、友達がぎっくり腰になって家で安静にしていたので、元気付けるために、このDVDを借りて持って行った。
なんか吉本新喜劇を観ているような、フランス映画でした。「バカをバカにする人はバカに泣く 」というような話で、フランス人のエスプリも効いていて。ちゃんと落ちもあり、良く出来た脚本だなっと想いました。主演のジャック・ヴィルレが演じるピニョンさんがウザすぎでした(笑)
Soichfork

Soichforkの感想・評価

3.5
なんかもう阿呆すぎて呆れるを超えて面白い。どんどん事態は破茶滅茶になり、さらに面白くなっていく。何回も吹き出しそうになった。ラストは思いがけず…深かった笑
本作が言うところの晩餐会は誰が一番馬鹿な奴を連れてくるかを競う会合のことです。そう聞くと、凄く人を小馬鹿にした気分の悪い作品でないかと危惧はしてたのですが…。それは杞憂で上物のフレンチコメディーでした☆
本作で馬鹿にされている人て、凄くピュアな方で馬鹿にしている主人公の方が逆に翻弄されているところが良いのです。人を笑かそうと意図的にされるよりは、天然な資質からおきる笑いは心から面白いと思えます。関西風に言うと、アホ=面白いヤツに近いかもしれませんね。
また真面目な側面で言うと、人を馬鹿というヤツほど馬鹿なんだという手厳しい見方もできる作品です。気取ったことなく、そんなことを伝える作品て貴重だと思います。一見の価値ありですよ☆
求めていたコメディとズレが生じていて うぅ〜んと これじゃないのよね
ちょいとイライラしてしまった 残念!
亘

亘の感想・評価

3.8
【バカをバカにするバカはバカを見る】
出版社社長ピエールは、毎週水曜日バカを友人と披露しあう晩餐会を開いていた。ある日彼はぎっくり腰で晩餐会を欠席。傑作バカ・ピニョンと過ごすことになる。

傲慢で人を見下した態度のピエールと天然で抜けてるピニョンの2人が、ピエールの家という狭い空間で繰り広げる漫才のようなやり取りを描く。オープニング曲から"con(バカ)"を連発するし、セリフにも「バカ」が連発。まさにバカがテーマの作品。一見傲慢なピエールが主導権を握っているかに思えるけど、ピエールの望みをかなえるための重要なカギをピニョンが握っている。だからピエールは変にピニョンを怒らせたりはできず、ピニョンに翻弄され続ける。途中からピエールの宿敵やピニョンの同僚が現れるのも話に変化を持たせている。

ピエールは、友人が発見したピニョンが晩餐会にふさわしい人材か見極めるべく自宅に彼を招いた。本当なら軽く話を聞いて帰らせるつもりが、ピニョンはピエールのぎっくり腰の心配とかして長居するし、ピエールは家出した妻の捜索にピニョンを利用しようとする。結果としてピエールはピニョンと共に長時間過ごす羽目になるのだ。

ピニョンはまさに天然で、話の間が読めないし言ってはいけないことを言うしやらなくてはいけないことをすぐ忘れる。モグラたたきのようにある点に注意を向けたら他の点でしくじり、そこの点に集中したらさっきの点でしくじる。電話を偽装しようにも口を滑らせるのはもはやデフォルト。しかも言ってはいけないことをそっくりそのまま丁寧に再現するから、当事者としては冷や汗ものだけど第三者として見るには存分に笑える。そしてピニョンの電話ミスから長年の宿敵ルブランと仲直りしてしまう。

ピエールの妻探しの過程で、女たらしの広告屋ムノーの存在が出てくる。ムノーを脅迫して妻を取り戻したいピエールは、ピニョンの同僚税務査察官シュバルを召喚。このシュバルはサッカーバカで、シュバルとピニョンのよくわからない喧嘩は面白い。またシュバルを招くにあたる準備も滑稽だし、何より酢入りワインのくだり含め吉本新喜劇のよう。

しかし終盤このドタバタ劇は一気に雰囲気が変わりシリアスな空気が漂う。ピニョンは晩餐会の目的を知り自分がバカにされていたと知ってからのピエールとの会話は重い。そして傷ついているはずの彼が、ピエールのことを思いピエールの妻に電話するのだ。まさにこの場面で誰が本当にバカなのか観客は知ることになる。ピニョンはドジばかりだが他人のことを常に思っている。一方でピエールは自己中心的で自分の欲望しか考えていないのだ。これは全編を通して感じられることだけど、終盤では体現され考えさせられる。ただ観客が油断したところでの最後の特大のオチはずるい。

印象に残ったシーン:ピニョンが偽装の電話をするシーン。シュバルが家に来るシーン。ピニョンが晩餐会を知ってからの会話とオチ。

余談
原題" LE DINER DE CONS" は「バカたちの晩餐」という意味です。
舞台を観てるような映画でした。
でもピニョンの真っ直ぐな性格はとても好き、周りがバカにしてどんどん事態が悪化していくのもかなり考えさせられる。
moeka

moekaの感想・評価

3.5
馬鹿を呼んで馬鹿にする会で馬鹿に食われた馬鹿の話し

芸能人でもいるけど馬鹿と天才は紙一重なんだろうな
皮肉が効いてて面白かったです
80分という短さが丁度いい
mei

meiの感想・評価

3.6
\ クスッと笑えるフレンチコメディ!/

バカを招いて皆でバカにする晩餐会を優先したら妻に逃げられてしまった上にそのバカに翻弄される男の話です。

最初はピエール(妻に逃げられた男)に起こる不幸の連続にスッキリさえしてたんだけど、中盤からはさすがに気の毒に思えてきてしまった。笑

もうね、無邪気なバカは恐ろしい!
最初からずっとクスクス笑って観てたのに、ラストはちょっとハートフルなシーンが突然舞い降りてきてポロリっと来てしまった(;_;)!なんだよ、いい話じゃん。

……と思ったらやっぱり!もう!やっぱりか!ピエールも私も最後までおバカに翻弄されていたみたいです(°°;)"((;°°)笑

ブラックユーモアがあって楽しいし、80分と短めなので気軽に観れるというところもおすすめポイントです\( ¨̮ )/
フランスのコメディなんですが、フランスのコメディかよ、って思う映画でした。新喜劇みたいな感じ、良い王道っぷりです。

金持ちが「1人につき1人のバカを連れてきて1番の馬鹿を競い合う」なんて悪質な晩餐会を企画するも、晩餐会にたどり着けない話。このタイトルは秀逸ですよね。
バカが重大なミスをしまくっていく「ズレ」の笑いが面白い。そのせいで男は人生をめちゃくちゃにされてしまうんだけど、それが「人生の大掃除」でもあること、だからこそ「バカも金持ちも紙一重」なんてテーマを持ってるところが意外とオトナな映画だ。笑いで済まさずいい感じに持っていって、笑いで済ますラストが好き。
バカだなあ、てスタンスで見れる丁度いいコメディ映画です。見なくてもいい。
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