ドキュメント 路上の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『ドキュメント 路上』に投稿された感想・評価

「水俣」シリーズ17本で知られる土本典昭監督の初期作。警視庁の交通安全PR映画として制作されたが、ナレーションも劇伴もない実験的な手法のためにクレームがつき上映されなかった。後に映画作品として再評価…

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RIO
4.0

土本典昭の時代を鋭く切り取る視線
路上戦争
反権力・反体制の立場を貫いた映像作家としては映像記録を超えて 生きている今の時代を捉えるための思想的な装置として機能していた

60年代の路上は広い
朝誰…

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4.5

事故していないのにいかにも事故したみたいな、事故を想起させるような編集をしていて、事実と事実じゃないもの(嘘ではない)の淡い間をずっとフラフラしている不安定なドライブ。何も起こっていないのにサスペン…

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Sari
4.0

タクシードライバーを主人公に、64年の五輪直前の東京を描く。
東京はどこも道路工事の真っ最中で、撮影の方法に工夫を懲らした。
カメラマンの鈴木達夫の発案で、タイヤと同じくらいの高さの目線で撮りたいと…

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Kensho
5.0
ドキュメンタリー史に残る大傑作。

このフィルムの中では、車が生み出す運動性が死に最も近い形で実在している。

編集も含め、撮影で捉えた情動のようなものを見事に昇華した作品である。
菩薩
-

確かにこれを免許試験場で見せられたら「気をつけよう!」よりも「やはり帰ろう…」と思ってしまうかもだが、本来これくらい強烈に時には簡単に死にも直結する自動車運転ってものを印象付けておくべきとも思う。か…

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「この映画は日々つづけられている交通戦争の断面を描いたものである」

誰も通らない道をスーと走り、会話の音を消して札束を数えるオープニングからカッコいい。
まるでサスペンス映画を見ているかのよう。
o
3.6

1964年の東京のタクシードライバーを撮ったドキュメンタリー。

警視庁から交通安全の啓発用に製作を依頼されたが、完成した作品は警視庁の意図に反する内容だったため使用を拒否された。

ナレーションが…

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zokoma
-
全編に渡って暴力的に振り回されるキャメラ。のちの土本監督の折り目正しい作風を想像すると相当に混乱すること必至の、ドラッグシネマの傑作。
ドキュメンタリーかと思ったけど交通安全PR映画?
寄りすぎて被写体にカメラの影落ちてたし。

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