台湾の知人にお勧めされて鑑賞。
感傷的すぎるBGMや、画面に映るミクロな物語と歴史というマクロな物語との接続がどうもぎこちなかったりと、なかなか厳しい部分もあるけど、「湾生」というマージナルな存在を…
日本統治時代に台湾で生まれた日本人の事を『湾生』と呼ぶと初めて知った。
敗戦後、台湾を去り、長い年月を経て再び訪れる出生地。
これを撮ったのが台湾の監督である事が日本と友好的な関係であるとうかがえて…
戦争における、国境と民族意識がもたらす悲劇に、隔絶された人々。
故郷である台湾で、幼き頃の表情を取り戻す日本人たち。
湾生なんて呼び方があること自体知らなかった。
とはいえ少し構成に難があるように…
なんとも言えないほど台湾の人々の優しさに助けられた映画なんだろう。今回初めて湾生という言葉を知る。湾生にとって台湾は、いい思い出しかない。そこには、日本が行った事で良い事悪い事があると表現はしている…
>>続きを読む日本統治下の台湾で生まれた日本人、湾生。
戦後、日本に渡った人、台湾に残った人、
それぞれの人生がありましたが、故郷、台湾を想う気持ちは皆同じ。
アニメを交えた演出で、その熱い思いには、素直に感動…
知人が取材を受けて、単館短期上映ながら、地元で話題に。多謝。
幼少期に聴いた思い出話が、同時代同地域を過ごした人々の昔語りと合わさって、真実に変わった。生き抜いてきた空気を理解し合える人々がいるとい…