ダンケルクに投稿された感想・評価 - 2ページ目

『ダンケルク』に投稿された感想・評価

あとり

あとりの感想・評価

3.9
 ダンケルクに救助に向かう小さな民間船と、帰国したと思しき巨大な海軍の船がすれ違うあのワンシーンで息を呑んでしまった。
 重く立ち込めたブルーで全体が統一されていたり、常に静かに流れている緊張感のある音楽だったり、登場人物の表情ひとつで状況や危機を伝えたり、美術的にはいつも通りすごい映画だなあと思った。Uボートがうろうろしてるんだぞ!と叫ぶキリアンマーフィーの話を聞いて「Uボート」で悪戦苦闘してた乗組員のことを思い出すなどした。戦闘機が急降下してくる時にだすあの唸り声が駆逐艦のカーン音に並ぶくらいトラウマになった。キツい。

 ただそれはそれとして歪さを感じてしまった。ダンケルクに閉じ込められて敵兵に追われながら逃げ惑うシーンから始まり、そのあとずっと戦争が起こらなかったら存在しなかった恐ろしい体験に見舞われ続ける兵士を淡々と描いていたはずなのに、ラストで急に「俺たちの冒険はこれからだ!」感を出してくるじゃん………満員の船に魚雷やら爆弾が命中して無惨に横倒しになって沈没したり、その巻き添えになって溺死してしまったり、重油の流れる海から脱出できずに墜落してきた飛行機の巻き添え喰らって焼死したり、残酷な場面をずっと描いてきたのにあのラストの謎の力強さはなんなんだ……30万人を救えた偉業は讃えられるべきだけど、よし兵士を救った!次は徹底抗戦するぞ!絶対負けないぞ!っていう記事を読み上げながら海岸を埋め尽くす戦死者のヘルメットを映しながら帰れないままドイツ兵に捕まったファリアを映しながら希望に満ちた音楽を流すその矛盾を飲み込むことができなかった。それでいいのか?人命が救われたことは素晴らしいんだけど、それはそれとして帰ってきた兵士をまた戦場に送るような行為をあのように人間の勇気を讃えるように描写して良いのか?たられば論だしイギリスにばかり責任があるとも言えないものの、そもそも戦争をしなければ30万人の兵士が取り残されて恐ろしい目に遭わずとも済んだのではないか?
 全体的に色調や画面が美しすぎるのも私には合わなかった。美しく整えてはいけないものが戦争なのではないのか?

 ノーランは人間の素晴らしさ、力強さを描くのがうまいことは痛いほどよくわかっている。それに勇気をもらったことを何度もある。だけど戦争を題材として扱うときはちょっと考えて欲しいと今回観てて思った。頼むぞ、オッペンハイマーは違う様相を呈していてくれ。美しい映画を撮らないでくれ。

このレビューはネタバレを含みます

セリフも少ないし地味に淡々と進んで行く映画。戦争は終わったけど終わってないし、ラストシーンの主人公のなんとも言えない顔が印象的。
Shokichi

Shokichiの感想・評価

3.5
戦争が終わったけど終わってないって刺さった、

確かに、終わってもその瞬間に帰れるわけじゃないよね

登場する若者が皆綺麗な顔立ちしてるのよ、ハリースタイルズ推し

戦争のことって知る機会そんなにあるものじゃないから、映画って良いよな〜😌

これからやるラーゲリも戦争終わる時の話だっけ??

ヘルメットとったパイロット、トム・ハーディだったのに驚き🪖
5

5の感想・評価

3.5
国という一つの概念のために命を張れる軍人、登場人物も匿名と思える程にストーリーの流れ重視なので全体は良いが部分がやや感情移入しにくいのが難点
tomo

tomoの感想・評価

3.8
群像劇になるのかな。
歴史的な撤退戦で常にピンチ。逆襲みたいな派手なシーンは無く、救出、援護、逃走が淡々と描かれてました。ひたすら地味ですが、こんな時自分ならどうしたかなーとか思考しながら楽しんでました。
ララ

ララの感想・評価

3.6
戦争はやっぱり生きて帰る事が一番大事。
生きてこそです。
クリストファーノーラン作品×戦争映画ってずっと暗く悲しいけど… ずっと惹きつけられる。良かったです。
Mai

Maiの感想・評価

4.0
第二次世界大戦。ドイツ軍によるフランス侵攻で追い詰められた英仏軍は、ドイツ軍の攻勢を防ぎながら、輸送船の他に小型艇、駆逐艦、民間船などすべてを動員して、イギリス本国に向けて兵を脱出させる作戦(ダイナモ作戦)を実行した話。
Kacchoboi

Kacchoboiの感想・評価

4.0
ノーラン監督作品はやはり映画館で観たいものである。。。
期待していた内容とは違うけどやはり打ちのめされる映像と心臓に響く音響が圧倒的に映画の質を上げている。映画館の為の映画。
Kouya

Kouyaの感想・評価

3.5
斬新な編集。歴史的に有名な脱出作戦だから結果は分かっているのに混乱。でもそれがいい。

このレビューはネタバレを含みます

スプラッタも派手な銃撃戦も無し。セリフも説明も最低限。その中で、当人たちの感覚や感情が強く感じられる。

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