With a Little Patienceに投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『With a Little Patience』に投稿された感想・評価

4.3
そういえば

音を観る、虚無を観る。
窓を閉めるシーン良すぎ。痺れる。
jj
5.0

ラースローの処女作にして10分間の短編。『サウルの息子』同様、準主観である女性事務員を撮ったもの。T.S. エリオットの『荒地』の「死者の埋葬」からの引用で始まる。 “I could not/ Sp…

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14分間聞こえ続ける何かしらの音が台詞のないこの映画の十分過ぎるナレーションになってる。
外で起きている虐殺と男性から渡されるブローチを手に微笑む女性。これが真実なんだな、この時間でこれだけ表現でき…

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atsuki
4.5

「生きても死んでもいなかった」という主人公は”話すこと”ができず、”見ること”もできず、ついには扉を閉めることで”聴くこと”をやめてしまう。その音がホロコーストであるとは知る由もないのか。だから『W…

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近々新作を発表予定の、ネメシュ・ラースローの短編。

短編とはいえ全編1カットで映し切る様はソクーロフのエルミタージュ幻想を髣髴とさせるし、加えて後のサウルの息子同様映像で限定的に見せることで逆に周…

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o72
4.5
ショートムービーの傑作。
痺れる14分間ワンショット。

なんてことない女性の、なんてことない一日。
そう、ホロコーストだって彼女にとっては日常。
s
4.3
『サウルの息子』撮った監督のショートフィルム。『サウルの息子』と全く同じ技法で撮影されていて 『サウルの息子』と同じく現実を捉え、訴えるものは強烈。彼女には日常。

このレビューはネタバレを含みます

with a little patience(ちょっとの辛抱)

13分の映画は、一人の女性が部屋に入り、窓を閉めるだけの映画だ。けれど、ただそれだけでこの映画は大きな衝撃を与える。

冒頭にT.S…

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4.2

サウルの息子の監督による短編。
YouTubeで普通に見られる。

これを元にして長編にしたのであろうけども、短編でここまで凄まじい表現を出来るこの監督の鋭さに感服した。

そして、タイトルの意味す…

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m
4.7
「サウルの息子」の監督が全く同じ手法で撮った短編。今回描かれるのは「サウルの息子」の反対側、加害者側に立つ傍観者の姿。残酷なものは何1つ映らないのに、強烈。日本人にとっては他人事ではない映画だと思う。

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