ラースローの処女作にして10分間の短編。『サウルの息子』同様、準主観である女性事務員を撮ったもの。T.S. エリオットの『荒地』の「死者の埋葬」からの引用で始まる。 “I could not/ Sp…
>>続きを読む14分間聞こえ続ける何かしらの音が台詞のないこの映画の十分過ぎるナレーションになってる。
外で起きている虐殺と男性から渡されるブローチを手に微笑む女性。これが真実なんだな、この時間でこれだけ表現でき…
「生きても死んでもいなかった」という主人公は”話すこと”ができず、”見ること”もできず、ついには扉を閉めることで”聴くこと”をやめてしまう。その音がホロコーストであるとは知る由もないのか。だから『W…
>>続きを読む近々新作を発表予定の、ネメシュ・ラースローの短編。
短編とはいえ全編1カットで映し切る様はソクーロフのエルミタージュ幻想を髣髴とさせるし、加えて後のサウルの息子同様映像で限定的に見せることで逆に周…
このレビューはネタバレを含みます
with a little patience(ちょっとの辛抱)
13分の映画は、一人の女性が部屋に入り、窓を閉めるだけの映画だ。けれど、ただそれだけでこの映画は大きな衝撃を与える。
冒頭にT.S…
サウルの息子の監督による短編。
YouTubeで普通に見られる。
これを元にして長編にしたのであろうけども、短編でここまで凄まじい表現を出来るこの監督の鋭さに感服した。
そして、タイトルの意味す…