サンセットの作品情報・感想・評価

上映館(7館)

「サンセット」に投稿された感想・評価

終始、イリスの顔アップか追いかけるカメラ。
ほんとに現場にいるような感覚になりました。
色々な疑問が残る物語だったが、最後まで答えなし。
それでもいい映画だと思えたからすごい。
確実に言えることは、睡眠不足で挑む作品ではない、ということです。
もう何がなんだか…w
これ、個人的にすげー好き。そもそも、「この世界の片隅に」をおさえて自分の2016年の年間ベストとなった「サウルの息子」の監督作なんだから、まあ、ツボに入るのも必然か。長回し、レンズ開放寄りカット、かつ主人公の執拗なまでのバックショット。「サウル」の演出はそのままに、混沌の1900年代初頭のブタペストに始まる。物語は時系列で進んでいるのに、真相がぼやけ、人物像が綻んでいく。やがて大きなうねりとともに、大戦になだれ込んでいく。
残念ながら我々は世界を理解するどころか、何がしかの個を正確に捉えることすら能わない。なぜなら、それらは、そもそも流動的で不確実だからであり、むしろ誠実に描こうとすれば、今作のようになるはずだ。対象的に浮き上がる、虚栄の象徴のような美しい帽子もアクセントになっている。
映画館で観たよ♡

1913年のブダベストを舞台に高級帽子店にはびこる欲望と闇のミステリーだよ~🐽💨高級帽子店内の人間模様と兄の暴動、作品の趣旨なのか事件の全体像をあえてボカシてるので終始“謎”だけで展開➰ふふ、これかなり難しい難解な映画だな😵😵😵😵
akko

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4.2
何が起きてるか分からない、主人公が質問しても他の登場人物はみんな全然教えてくれないけど面白かった。笑

混沌とした時の映像がめちゃくちゃいい。この監督の映画はクセになる。
standard

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4.2
素晴らしかったし、感動した。
太陽の光、ロウソクの明かり、暗闇、光がとてもきれい。
騒音、遠くで聞こえる音、雑踏の話し声、通り過ぎる虫の音、主人公の動きに合わせた変化が丁寧につけられている。
途中で伯爵夫人が襲われるシーンのバイオリンの音がBGMにも聞こえるけど、後で子供の練習だと分かる。
何よりセット、よくも作ったなと思う。素晴らしいのは、それらをこれみよがしに映さない潔さ。何なら背景としてぼんやりとしか見せない。最後の戦場のシーン、5分もないけど、そのためにセットを作り、モブを雇い、雨を降らしたのかと考えるとよくもまあと感動する。

衣装もそれっぽい。

ストーリーは、兄を求めて、主人公があちこちに突っ込んでは問題を起こしながら進んていく。
主人公がする選択は大体が、何でよりにもよって、そっち行っちゃうの?というものばかりでかなりイライラさせられる。
主人公が一切空気読まずに自分の探す物のために突き進むのは、サウルの息子と似た構造。
探しても探しても居ないから、最後は自分がそれに成り代わる、という皮肉な展開も良い。

あれだけ華やかな世界が、一変して皆が泥まみれで戦場に居る世界になることを人類は何回か経験している。
meltdownko

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4.0
前作「サウルの息子」に比べれば、向こうは人をシステマチックに処分する狂気のシステムを下敷きにしていた分フックは強く、今作は取っ付きづらい印象がさらに強まっている。両者とも主人公にべったりと張り付くカメラであったけれど、「サウルの息子」のカメラが閉塞を強く意識させるものであったのに対し、今作ではイリスの意識にトレースするように視点が動き、あるいは周囲が見えなくなるような描写も、それがイリスの主観を切り抜いているということを意識させる作りになっている。この映画における物語の混乱は、イリス本人の混乱とパラレルなのではないか。前作と併せて考えてみると、ネメシュ・ラースローはおそらく、世界とは解釈であると告げているのではないか。世界は事実の積み重ねによって成立するのではなく、解釈こそが世界を構成しているのだ、と。
サウルにとっての息子はイリスにとっての兄であろう。それは彼らにとって寄って立つ大地であり、それを失った瞬間に彼らの生は全く違う意味を持つようになる。その果ての全く違った景色こそが刮目すべき対象として差し出されているように私には見えるのだ。
菩薩

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3.5
例えば『カメラを止めるな!』が何故あれほどまでヒットしたかと言えば、前半に出された問題に後半でしっかりと答えが出されたからであり、学校教育で考える事よりも答えを合わせる事に重きが置かれる日本人らしい反応、アハ体験的快感に依るものだとしたら、この作品は次々出される問題に何一つ答えは出ぬまま、お前誰やねん、いやなんやねんと、井上陽水で言えば「夢の中へ」的に、探し物はなんですか…見つけにくいものですか…鞄の中の机の中も探したけれど見つからないのに…まだまだ探す気とかアホちゃいますか…と、アハ体験ならぬ「ハァ?体験」を強いられる為、思考能力を放棄した層には確実に受け入れられないであろうし、ヒットするなんて到底不可能なものであると思われる(事実今日の時点で客は7名)。前作『サウルの息子』同様に暴力的な接写かつ窃視、鑑賞者は主人公イリスと共に時代の闇に、帝国の没落の渦中に投げ出される事になる。それから先は感覚的には初見のRPGを攻略本も無しに突然プレイさせられて、しかも2時間以内にクリア出来なかったら晩御飯無しね!なんて罰則を課される無理ゲーに近い。かつこの作品は結局チョコボの不思議なダンジョン的に、最下層まで行った所で無限ループが続くだけだし、トルネコもしくは風来のシレン的に、飽きたからゲームオーバーしようにも全装備剥奪されるからそりゃツライとプレイを続けるしかなく、そうして行き着いた先が更なる闇の入り口かよ…と、若干殺意めいた物を抱かぬ訳でもないが、そもそもこの作品は「第一次大戦前夜のオーストリア=ハンガリー帝国、しかもブタペストが舞台」と律儀に最初に教えてくれており、その後にどんな結末を迎えるかなんてのは、中学校でちゃんと授業を受けていた人間であれば誰だって知っているはずである。崩壊間際の二重帝国、多民族国家の軋轢、その臭いところに蓋をする為の帽子、社会の混乱、支配層と最下層との強烈なまでの温度差、混迷と言う名のラビリンスの入り口は泥にまみれた西部戦線の塹壕に通ずる。幾度となく無く無視し続けた「立ち去れ」との通告、それを素直に受け入れていれば、イリスはまだ見ぬ兄と同化せずとも済んだろうに…と、これはあくまで個人的な解釈であり、はっきり言って俺は今作に対しては堂々と胸を張りこんな言葉を送りたい。

「大変よく分かりませんでしたっ!!!」

以上!!!でも、嫌いじゃないよね、この違和感。とりあえずハンガリーの篠田麻里子みたいなゼルマ役のエヴェリン・ドボシュは非常に好みの女優さんだった。だって俺は一般男性だから。
伏線が多い、起伏の少ない音楽、聞き慣れない言葉、2,5時間。寝落ちしなかった自分を褒めたい。
無鉄砲な小娘が、偶然生存していた兄さんを探しながら大胆無敵に歩き回る。そこにちょっと第1次世界大戦や革命というスパイスが入っている。

観る予定の方へgood luck!
iku

ikuの感想・評価

3.0
しんどかった
面白くなくはないし意図も解るんだけど
ずっとイリスのうなじと後頭部を見ながら手ブレカメラに着いて行くのに疲れた
背景のぼかしも辛かった
カメラの揺れに気分が悪くなって、内容に集中出来ず
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