波のした、土のうえに投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『波のした、土のうえ』に投稿された感想・評価

ユロ
4.0
ドキュメンタリーにおいて、台本があるということが果たして容認されるべきなのだろうか。
非常にドキュメンタリー的な、およそドキュメンタリーとは思えないショット 語ることがオリヴェイラみたいになってた瞬間
茄子
3.8

書くこと <物語を編むこと> と継承の思考実験がされている映画だ。ちなみに、高三の時につくったのは「雑書(ざつがき)ノート」と名づけていて、これは一冊だけで、全教科の授業で使いました。なので、世界史…

>>続きを読む
映像作家・小森はるか作品。
後に製作される「空に聞く」や「二重のまち」よりも先に見ておけばよかったです。
記憶の作品であり、記録の作品でもあり、胸に深く刻まれるような、そんな作品でした。
pherim
3.5

陸前高田で“震災後”を生きる心情。ともに暮らしてきた人々を失って、なお。

小森はるか+瀬尾夏美監督作。3篇構成のうち1篇は『空に聞く』(’18)の阿部裕美さんが語り手。寄り添う試みの軌跡と、『二重…

>>続きを読む
はぐれた言葉を編む。

土に還元されたまっさらな土地は、すべての始原を想起させる。
しかし、私たちは映画を発明した。

耳を傾け、確かに居たその人の記憶を見よう。

三部構成からなる陸前高田のドキュメンタリー。

第一部 表札を立てる人
第二部 七夕をする人
第三部 花畑を作る人

声は、ある種のエッセー。
付かず離れず、人との距離感を心得ている監督だなと感じる…

>>続きを読む
T0T
4.0

ミクロな個人の歴史および生活とマクロな社会の動きが一つの土地の上で動き出す。全てが灰色になって、そこから新たに社会を作ろうとするマクロで、ある意味冷酷な動きが存在する。しかしその動きはすぐ始まるわけ…

>>続きを読む
mare
3.5

今こうしてあらためて目にしてみるとその光景に言葉を失ってしまう。ニュースで報じられる以上のことを知らなかったので、三者の生の声による切実な語りに在りし日の生活を思い浮かべる。巻き戻しの効かない時の無…

>>続きを読む
シネマテーク・フランセーズのHENRIで鑑賞

「私の暮らした場所。思えば本当に小さな、数百メートル四方で収まってしまうような、その中で生きてきたんだ」というフレーズが切ない

あなたにおすすめの記事