恐山を舞台に少年時代の私も、現在の私も、故郷(母)を捨てられずにぐらぐらしている。
サーカス団や女性達から外の世界・人間の欲を知ったり不気味なシーンや、大胆な雛壇流しのシーンは凄すぎてくらくらする。…
終始不穏で夢見心地な気分になった。成長した主人公が幼い時の主人公と対話をする事で幼少期の出来事を受け入れようとしている姿が印象的だった。
確かに幼少期の思い出は夢と現実の狭間のようでいてどこかドラマ…
実家が世田谷にあり、幼少期を青森で過ごした私は寺山の気持ちが少しわかるような気がした。本籍地新宿 字恐山というのはなんかいい。エンドロールも素敵だ。
寺山は早稲田の一文なので芸術に触れているイメー…
2025年 67作目
「地獄だ」
始まりから鳥肌が止まらなかった。
2025年においても新しいと感じるこの作品の力よ。
物語のテーマは普遍的なものなれど、画に写るものが奇天烈で、それが上手く溶け…