『書を捨てよ…』と比べるとショットの構図が決まっており、脚本の内容も内省さが薄まり外向きになった。全体的に映画としてのクオリティがかなり上がっていることが伺える。
今作も類に漏れず、ATGが好みが…
寺山さんの実験映画の中では最高傑作でしょう
渦ボン打ちの柱時計はまもなく日本では作られなくなります。製造中止になる前にさんてる社の渦ボン打ち柱時計を買いましょう。私も持ってますが音がいいですよ
ht…
寺山修司が脚本・監督を務めた2つ目の作品。
鈴木清順の大正浪漫三部作が好きな自分にとってはたまらない傑作だった。
シニカルでサイケデリックな死の香りと、鮮やかな色彩の数々。
悪い時に見る夢のように朧…
寺山修司は幼少期に染み付いた思い出がいつもどこかに散りばめてある。
父のいない母と息子の関係や覗き見などこれは寺山修司自身への過去との決別だったんだろうかとも思ってしまう。
しかし彼の世界観には…
このおどろおどろしい詩と映像と音楽はもう立派な呪物。
何を書けばいいやら、とにかく原光景のような悍ましさと昭和のアングラな雰囲気が潜在的な恐怖を刺激してくれる。
そして何より、三上寛と寺山修司の歌…
寺山修司を初めて観た
難解に違いないとガードがかなり上がってたので、思ってたよりも全然易しかった
ベタなとこかもしれないけど赤子を川に流してからの雛人形の段飾りには度肝抜かれた
野性爆弾のくっ…
多分、ちゃんと観るのは3度目?5度目?くらいなんだが、この齢になって観て、こんなに分かり易い映画だったっけ、と驚いた。
高校生くらいから何度か観たはずなのに、自分はこの映画の半分も理解できていなか…
このレビューはネタバレを含みます
観終わった直後と思索に耽った数時間後とで感想がガラッと変わった。じっくり考えるとめちゃめちゃ面白い作品。
特に、初めは主人公がトラウマのような過去と向き合うことに成功したのかと思ったけれど、結局は…