21世紀の資本の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

「21世紀の資本」に投稿された感想・評価

Tyga

Tygaの感想・評価

4.0
書籍は読んでないけれど、「人新世の資本論」などで大枠をなんとなく知っていたので意外とすんなりと入っていった。

資本が増えることが大衆の富を増やすというのに直結していないということ。
資本からの還元は働きから我々の生活は働けど働けど現状維持?一部の人々や企業が抱えきれないほどの富をあの手この手で真空地帯へと持ち出す。
一体、成長とは何なのか。

多分、結構難しい内容だけれどかなりわかりやすく解説してくれてるし、色んな名画のシーンをモンタージュしてて楽しかったです。シンプソンズって社会派なのかしら。

最後の締めがピケティの語りじゃなくていいのか?という疑問は残った。
Risa

Risaの感想・評価

-
資産への高率課税の利点が今まであまり分からなかったけれど、経済史の教訓から、利益を得ている会社や人ほど、社会に還元しないといけないとは思った。

個人的には将来への不安から資本って貯めるよなあと思ったり。難しい...。

自分はどうやって社会に還元しようか、、、🤔
資本主義を作り直さなければ、まさに庶民階級そのものが危うくなる。

資産によって得られる富の方が、労働によって得られる富よりも速く蓄積される。上位10%、1%といった位置にいる人のほうがより裕福になりやすく、格差は拡大しやすい。
子に相続され、労働者には分配されない。


ベル・エポックの時代は、華やかな時代といわれているが、この時代は資産の9割が相続によるもの。



2度の世界大戦や世界恐慌によって、特に上流階級が持っていた富が、失われた。戦費を調達するために、相続税や累進課税の所得税が導入され、富裕層への課税が強化。

1970年代後半からは、富裕層や大企業に対する減税などの政策。格差また広がる。

最高税率年2%の累進課税による財産税を導入し、最高80%の累進所得税と組み合わせればよいが無理な話。
SEP

SEPの感想・評価

3.8
世界的ベストセラーの21世紀の資本を著者トマピケティ自ら監修出演した映画

アダム・スミスが提唱した資本主義は社会の繁栄を達成したけど、格差は広がるばかり

格差の是正は世界全体が足並み揃えた課税が必要だけど、厳しいですね…

今後50年以内には貧困層の暴動(ひいては革命)に繋がる動きが出てくるのかな(歴史は繰り返される)

戦争が一旦格差リセットに入った考察は中々面白いです。

また、ある程度近代史、経済の知識はあるとより理解が深まります。

※原作は700ページ以上あるので、読むの躊躇してたので、助かりました
こと

ことの感想・評価

4.0
ピケティの分厚い本が分かりやすく凝縮された感じの映画。
これからの社会の救いようのない残酷さが分かる。

これは上映が決まった時から待ちに待って、上映初日に観に行ったなぁ…
社会階層のうち上位にいる人たちの多くは、成功には「努力」が必要だと思い込んでいるらしい。
「努力」だけで成功できるなら、全員上位層だろ!と思うし、上位層にいて自分の力で勝ち得たと思ってる人たちはなんて愚かだろうと思う(辛辣でゴメンナサイ)。
社会の残酷さが階層を生み出しているのであって、どの階層に属すかは、正直運でしかないんだ。
だから、この映画を観た後、何かアクションを起こさないと、とかは全く思わなかった。
私は、自分の力だけで勝ち得たとか愚かな考えはしないようにしよう、とだけ思った。
そのあとインスタでハッシュタグ検索したら、怪しげな投資のススメみたいな投稿が大量に出てきて興ざめした。
odyss

odyssの感想・評価

2.7
【やるなら徹底的に】

格差が広がるばかりの現代資本主義社会。
この間の事情を明らかにしたのがピケティの『21世紀の資本』。

そして分厚い学術書を映画化して、分かりやすく説明しているのが、この作品。
ピケティ先生みずからが登場しているほか、フランシス・フクヤマだとかスティグリッツだとかの著名学者が出てきて、迷える子羊、つまり経済学にうとい私たちに格差の世界史を教えてくれるのです。

でも、私の感想としては、新聞を読めば書いてあることばかりかな、というもの。
やるならもっと徹底的に、数値を使うことを恐れずに、専門的になることをも恐れずに、やらなければいけません。

昔の映画も使われています。
そう、劇映画だって、格差社会であることを基盤にした物語展開をよく使うわけですからね。
この映画には出てこないけど、『ローマの休日』だって『プリティ・ウーマン』だって、格差がもとにした筋書でしょう。

格差は劇映画の母。だから維持していこう・・・
・・・あれ、結論が思わぬ方向に・・・(笑)
本はとても難しそうで到底理解できないと初めから諦めてるけど、映画なら分かるかな?と思い観てみた。

食い入るようにみてしまった😳
ここ300年の資本主義の歴史の流れ
時が経つほど、先細りというか追い詰められてる感じがして苦しくなってきた。

紹介で出てきた映画たちも一度は見てみようと思う

ピケティの言う
「資本主義の未来は、格差と低社会移動」

で、これからどうしていけばいいんだ!!!
と言いたくなる。
Saeki

Saekiの感想・評価

3.0
ある程度の予備知識がないとこのコラージュから何かを読み取ることはむずかしいのかもという印象。
taka

takaの感想・評価

-
経済の話というより歴史がメイン。それだけ歴史は繰り返すということなのかもしれない。
ソ連崩壊による資本主義への盲信と、巨大IT企業の税逃れ、資産による収益率が労働による収益率より高いこと、富の集中。株価は上がっていくのに上がらない実質賃金。格差拡大の要因は余りにも多い。
Saaaaa

Saaaaaの感想・評価

4.0
戦争が起こるメカニズムは大変良い勉強となった。
貧困になったことで思考もイカれて攻撃する相手を間違え、人種差別も平気で行えてしまう。まわりみんなが貧困という共通点を持っていて一致団結できて誤った方向にいってしまう。最悪だな。

金持ち役と貧乏役でロールプレイングゲームした時に、これがゲームにもかかわらず短時間で起こる人間の性格の変わりようにただただ引いた。富が増えていくにつれ、周りの人への感謝を忘れ、言葉も荒れて、見下すようになる。金や権力がいかに人間の思考を左右しているのか痛いほど目に見えてわかった。


金の有無で思考が変わるのは確かに理解できる。金がないとき精神もおかしくなったりするし。


金を占領しているヒエラルキーの一番上の人間たちは、自分達が富を占領することによっての代償について理解していないのだろうか、今さえよければいいという考え方なのだろうか。


最近では親ガチャという言葉があるけども、果たしてその言葉で片付けてしまっていいのだろうか。
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