21世紀の資本のネタバレレビュー・内容・結末

「21世紀の資本」に投稿されたネタバレ・内容・結末

『21世紀の資本』の映画化作品。

資本主義の成り立ちと歴史、その問題点を教えてくれるので、シンプルに勉強になりました。
今起こってる事は何も新しい事ではなく、これまで人類が散々繰り返してきた事であると。
過去の歴史を参照するからこそ、ピケティの言葉には説得力が説得力がありましたね。

個人的に印象に残ったのは、モノポリーの件かな~。
Twitterの世界でも、成功者が弱者を貶して炎上する件をよく見かけますが、同じ様なバイアスが掛かっているのでしょう。

あとは「格差社会になると、どうして右傾化・排外主義が台頭するのか?」という事も疑問だったので、知れて良かったです。
本当の敵や大企業や格差構造にあるのに、どう立ち向かっていいか分からない。
だからこそ、身近にいる存在を仮想敵にして、手っ取り早く叩いてしまうと。

確かに、今更GoogleやAmazonなしの生活なんて考えられないし、彼らの税金逃れを見ると、絶望的な気分になってしまうのも、よく分かる。
でも、私達が諦めてしまったら終わりだし、政治的なスタンスはともかく、資本主義がもう限界にある事は知って欲しいなと思いました。

正直、ここまで来ると、ベーシックインカムの様な劇薬に頼らざるを得ない気もするんですけどね…。
とにかくまぁ、日本では未だに資本主義を盲目的に信仰してる人が多い気がするので、この作品を通して現実を知ってもらいたいものです。
現代の富裕層が数世紀前の貴族に近づいており時代が回帰しかねず、解決策としてタックスヘイブン規制や多国籍企業規制で富の再分配を行うというのが主張だったかなと思う
過去の戦争や暴力や差別などを全て経済格差の拡大のせいとするような描写はざっくりすぎて若干気になったけど、きっと出てくる著名な先生方の論文を読めば詳述しているんだろう 映画の尺じゃ限界あるよね 
フランシスフクヤマ先生のお顔を初めて見ました
お金って、今やただの数字でしかないのかねぇ〜……。

「21世紀の資本」の著者トマス・ピケティが、5000ページもあり難読書と呼ばれるベストセラー本を解りやすく映像を交えて解説する。


感想。
名前は聞いたことありましたが、著作は未読でした。
難解な経済学のお話を時代考証シーンを映画などのシーンを使って易しく?解説してくれている作品でした。
映画好きな私としては、とても解りやすく解説してくれて、楽しめました。
内容は、全く楽しくはありませんけど(笑)

18世紀から21世紀までの経済の推移を起こった事変などを題材に、富とはなんぞや的な解説を様々な経済学者やエコノミスト、はては心理学者などの持論を紹介してくれています。

面白かったのは、心理学者の心理実験の解説。
ボードゲームで、ハンデを付けて二人に遊ばせた実験での心理的変化でした。
優位な立場になると、それを実力のうちだと思い込み始めて、劣位の相手に対して傲慢になってゆくというお話。
これを、貴族主義の時代から受け継いだ子孫達の立場になぞって解説してました。
最初から持っていて有利なだけなのに、実力で勝ち取ったと思っていると。
膨大な資産を持つ家庭に産まれていれば富がそのまま後からついて来る。
貧困の家庭に産まれてしまうと、いくら努力しても膨大な資産を得ることはありえないと。
それが18世紀からずっと続いているだけとのこと。
これを映画「プライドと偏見」になぞって紹介していたので、解りやすかったです。
なるほど。

経済の話は、たまに陰謀論めいた解釈もあったりするのですが、有名なダイヤモンドを価値にした企業体デビアスが、婚約指輪の発想を考えて普及させて莫大な富を得たと聞いたことがあるのですが、作品の中で似たような話でクリスマスセールが題材になってたのは皮肉でした。
中産階級が富を得始める時期と一緒というのが、降りた富を吸い上げるシステムというのが資本主義なんでしょうかね?

あの無茶苦茶な、ほとんど詐欺とも思えるサブプライムショックで、銀行が更に儲けてしまう話や、タックスヘイブンでの税対策をする大企業の話なんかも、資本を資産増幅に回してループさせてるだけで、実質経済や公共サービスなどに落ちてこなくさせてる挙げ句、人件費をコストと考えて削れるだけ削る体質になってしまって、もはや格差が18世紀に戻ってしまうくらいの脅威だと警告していました。

これにグローバル化経済が拍車をかけているとのことで、確かに自国企業体が所属地を変えて経営する機会を上手く作ってしまっていて、アダム・スミスの提唱する理論では、ここまでの想定を考えてなかったのでは?との疑問を訴えるのは、少し笑ってしまいました、あまりにも皮肉すぎて。
企業体が自由に所属地を選ぶことはできても、ユーザーは移動しませんからね…と言う話には、なるほどな。

そこに、技術革命=次の産業革命ともいえる自動化の技術が追い打ちをかけて、雇用を奪い格差というレベルではない脅威が訪れるだろうと恐怖を訴える話で終わりました。

持論と脅威を訴える内容ばかりの作品で、それをどうするかとの話があまり少なかったのですが、経営の歴史を知るのには、とてもよい作品だったので、5点を付けさせていただきました!!

ラストシーンで語られる、戦後経済の中心で稼ぎまくった世代が交代する時期とのことで、その相続されるであろう資産の膨大な量には、驚きとともにガッカリもした今日このごろでありました。
本当に救いようのない世界だなと思ったけども、このシナリオ通りに未来が進むとも限らないし、幸せの格差は富の格差に比例しない(はず)だからまだ救いようはあるのかなあ。ただトマピケティの言う累進課税制度のシステムを充実させて、タックスヘイブンを禁止して投資家や資本家への富の集中を防ぐことで格差の拡大を防げるっていう提言は実現可能性低いよなぁと思った。
授業で鑑賞

資本主義の結果、21世紀社会は、格差と低社会移動の時代になっている

世界で累進課税制度を導入する必要性


19世紀まで必要とされていた馬が、工業化により必要とされなくなったように、近い将来、技術化が進んだら人間も不要になるとか怖いなと感じたのと、
近い将来戦争もあり得るのかなとか
思わされた


国が豊か/貧困になった物語が必要
→福祉国家への批判

格差の拡大から、アイデンティティや宗教、民族などの身近な敵をはけ口にする
政治も格差拡大を悪用する

それが本人の実力ではなく、たまたま有利になっただけでも、金持ちだと偉そうになり、人より優秀、自分の実力だと思い込み、貧乏な人への同情が減る

でもこういう学者の研究はどうやったら政治に生かされるのか?既に持っている富裕層の意識はどうやったら変えられるのか?疑問に思いました

政治や経済について勉強しようと思います
映画だったので、とても理解しやすかったです。
資本や株というと複雑で難しいイメージだから
学ぶことを避けていたけど、この映画を観て、
経済について自分ごととして考える機会になったと思います。
「人口の3分の2が両親よりも貧困になる」という言葉を聞いてゾッとしました。
映画にもあった通り、今の若者は楽観視している部分があるのは本当にそうだと思います。
現実的な問題や未来の不満よりも今を楽しみたいという気持ちが勝ってしまいます。

ただ街を歩いていると、駅や空港にはロボットがいて橋の下にはホームレスがいます。
この映画の主張の中で、現実社会に思い当たることがありました。

1人の力で大きな変化を起こせるわけではないけど、努力や頑張りが報われない時代が再びやって来るのはどうしても避けたいです。
こいつはすごいドキュメンタリー。経済書の実写化と言った方がいいのかな。自粛明けすぐに見ていろいろと考えた。

なぜ格差が拡大し、中間層がいなくなって、政治情勢がおかしくなってきたのか、かなりわかりやすく面白く説明してくれる映画。

「資本主義は成熟化すると、平等化すると全体が豊かになる」というそれまでの資本論は嘘で「資本主義をそのまま放置していると資本家ばかりが豊かになり中間層はいなくなり格差はどんどん広がる」ということを1700年代からのデータをさかのぼって説明している。

まだ身分格差があった中世、その時代のヨーロッパの資本は1%しかいない貴族が8割以上を所有しており、平民は這い上がるチャンスもなく底辺の生活を強いられていた。 しかし産業革命で雇用が多く生まれ、身分制度がなくなり、特に第二次世界大戦後の世界は各国で中間層が生まれ(特にアメリカと日本)、民主主義の「一人一票」の理想の平等な状態が生まれかけた。

しかし、オイルショックを皮切りに各国の経済が悪くなり、賃上げ運動を求める労組が政府から敵視され、サッチャーやレーガンなどの福祉を軽視し、経済の自由化を進める強権的なリーダーが表れ、誕生しかけた平等な資本主義社会は壊れていったという。


また劇中で引用されるエリジウムなどの格差がテーマのSFがフィクションでなくなって来てるのが怖い。

AIの発達により労働力がどんどんいらなくなり、多くの人が仕事がなくなる未来まであると語られ空恐ろしくなる。

この映画の中で繰り返し語られるのは、GDP成長率=経済成長率(経済全体の生産&消費の価値がどれくらい上がったか)が毎年2%くらいしか増えていないのに、資本家が持つ資本による資本収益率は5~6%ずつ増えているという事実。

つまり経済成長による利益がどんどん資本家に奪われているということ。

このままでは本当にフィクションのような格差が生まれてしまう。

そしてそれまでの経済学で語られてきたような、金持ちが豊かになれば貧乏人にもおこぼれが入って豊かになるといういわゆるトリクルダウンは起きないとピケティは語る。

劇中ではとある実験の様子が語られる。「モノポリー」という資本をどんどん増やしていくすごろく形式のゲームで一方のプレイヤーに「さいころを2つ振っていい」「最初の渡される金も2倍」という下駄をはかせてプレイさせるという実験内容。

そして最初から資産を持っている富裕層の家計の人間のような状態になったほうのプレイヤーは、自分がたまたま有利にさせてもらっているということを忘れて、「自分が頭がいいからうまくいったんだ」と相手を見下すようになるという傾向がいくつも見られたという。

極端な話かもしれないが、現実世界でもたまたまうまくいっただけの人間が、それ以外の人間を見下し、自分を豊かにさせてくれている労働者や社会システムに還元をせずため込むという傾向が生まれている。

そして企業や富裕層からの搾取を受けているそれ以外の人間は、低い層同士で「移民が雇用を奪っている」だの「生活保護を受けている人間は怠け者」など争う羽目になっている。

パラサイトでも家族を想う時でも感じたが、現在の新自由主義的な暴力的な資本主義だと社会全体がもたない。

今だけ、金だけ、自分だけの金持ちや大企業に世界を牛耳られてたらほんとにヤバイ。

中間層は政策で意図しなきゃ作られないのね。

本も読まなければ。
作者自ら700ページの本をギュッと二時間になるたけシンプルに凝縮。本人他経済学者が説明し、その内容に合わせたシーンを映画から引用されているので、視覚的にもとても理解しやすい…なんだけど、結構話すスピードも早いので、映画をマルっと理解は基本的な知識的に入ってないとキツいかな^^;

世の中、資産を持っているものは、より豊かになり、労働者は働いても働いても我が暮らし楽にならずということからスタート。なんでこうなったのかを歴史的にアプローチするのが目新しいといわれるらしい。確かに資産が利益を生むし、マトモな儲け話はお金があるところにくるというからね。それにそういう人らが世の中の仕組みを作っているから、資産が少ない庶民が不利になるのは当然だよね。
問題と答えまでセットになっている作品。
21世紀の資本

よい映画。
ピケティさん以外にも、いろんな国の経済学者さんがでてくる。

経済学部出身としては経済学者が
日の目をあびててうれしい。

歴史の勉強にもなるよ。

おもしろい心理学のシーンがあって、
ゲームをさせて
常に勝ち負けをきめて
勝ち負けはただの決まりでゲームのプレイヤーの能力の有無は全くなし!
なのに、
勝ってゲーム上でお金持ちになると
勝ってる立場のひとが
どんどん偉そうになっていく!
みんな!

ゲームで勝てた理由を自分のおかげ、ておもってる!みんな!

ゲームで勝てた理由はゲームで勝つ様に決められていただけなのに。

これ、て世の中でもありませんか?

ブランド品とか身につけてるひと、
ブランド品身につけてると、
偉そうになったりしませんか?

おもしろい心理学…。

偉そうなひとは愚かだな、と傍観してるとよいのだよ…。
マルクスの思想や生涯に興味はあれど、経済学はさっぱり。でもようやく再開した映画館に行きたくてしかたなく、いつのまにか勝手に足が向いて、雨の街を気もそぞろに早足で歩き通し、いつの間にかスクリーンのある暗闇に吸い込まれていました。

ピケティの分厚い経済の本の噂ぐらいは知っていて、それに立ち向かうつもりでソーシャルディスタンスを過度に実行した映画館の座席に座り込み、背筋を伸ばして臨みましたが、意外に重さの感じられないドキュメンタリーで肩すかしを喰らった印象。

メインは20世紀初頭から、現在までの欧米の資本主義社会の変遷と未来について。過去も未来も、世の中の1%程度の貴族や資本家、起業家などの成功者が富を独占することは変わらない。ただ、世界大戦後しばらくは上流階級と労働者階級の中間の、中産階級にあたる人々の割合が、需要過多の社会情勢の中で増え、それなりに庶民が豊かに暮らす時期があった。

ところが、現代はやはりわずかな大金持ちが既得権益を守り、中産階級の存在意義も薄まって、貧富の差は広がっている。また、大金持ちは、たとえ貧しい人が成り上がっても、周りの支援やツキのおかげとは思わずに、自らの実力だと思い込み、手中の富を分かち合おうという心理にはならないということが、心理実験の結果を元に語られ、これからの資本主義社会に対して、ひと握りの大金持ちの富を分配する社会にしなければいけないと強い警鐘を鳴らす。

おそらくピケティが分厚い本を書いて言いたかったことは、枝葉はあまたあれど、その点に集約されているのだと思う。そしてこの映画は、序盤から語られた過去の歴史をより合わせた一本の槍のようなそんな主張を、視聴者の胸に突き立てようとする試みだったと思う。

序盤の第一次大戦前の資本主義の説明の辺りは、大体予想通りの展開で、退屈で冗長に感じ眠たくなったけれど、大戦後以降は目を離せず、真面目くさったドキュメンタリーなのに、退屈せずに見入ってしまった。

展開や主張を知ってしまえば、それほど複雑でも深くもないけれど、極めてまっとうで芯はある。
ただしあくまで経済の変遷は、とことん欧米からの視点のため、日本人的見地では違和感もある。

それでもとにかく過去から順を追って見せながら、未来に通底しているシンプルな真理に肉迫しようとし、とことん分かりやすく仕上げた試みに、少し物足りなさを感じながらも、いちゃもんをつける気にはならず、さにあらんと思いながらも、これから自分がどう生きていくかの答えは、相変わらず自分自身で、もがきながら探すしかない現実に戻って、雨上がりの繁華街の水たまりを避け、よろめきながら帰路につきましたとさ。
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