明けない闇の果ての作品情報・感想・評価

明けない闇の果て2015年製作の映画)

Only the Dead

製作国:

上映時間:77分

4.0

「明けない闇の果て」に投稿された感想・評価

原題「Only the dead」はプラトンの「ただ死者のみが戦争の終わりを見たのである」という言葉からきていて、転じて邦題の「明けない闇の果て」となっている。
どちらにしても絶望しかないと言っている。
戦場ジャーナリストが捉えた映像、テロ組織から送られてきた映像をもとに作成されたドキュメンタリー。

モザイク無しの処刑シーン、本物の死体などが出てくるが、現実感が無いままテレビで見ているような「なんとなく爆発している」「よくわからないけど自爆テロ」「捕虜が死んだ」というような戦争の日常、残虐性、異常さを突きつけられる。

テロ組織の兵士が少しずつ息を引き取っていく様子は、例え彼が悪人だったとしても非常に辛かった。

戦争映画、リアルすぎwwwとか言う人が絶句しそうな作品。
華菜

華菜の感想・評価

4.3
戦争に関わることで、みんな、少しずつ魂が削られてゆく。誰しもが心に持つ小さな闇に、侵されていく。
1時間16分の長さでありながらダメージは最大級、自爆テロでの子どもの死体も、米軍基地を攻撃するゲリラ兵も、戦場でサッカーをする子どもも、虫の息になったイラク人も、ありのままこれは現実なのだ。そしてこの日本で、こんな映像をネット配信で観られる環境にあるということ。
観ていながら、私も魂が削られゆく気がした。
戦争の恐ろしさがよくわかった。処刑シーンは残虐で、子どもが戦争に参加していることに知ってはいたがその映像をみると胸が痛くなる。
本だけではわかりにくいが、映像としてみると戦争の恐ろしさがわかる。

ジャーナリストがテロ組織に潜入し味方がこれから攻撃を受けるとわかってて撮影するのはなんとも言えない葛藤があるだろう。

アメリカ人兵士も反抗勢力も残虐で何が正しいのかわからなくなる戦争は本当に恐ろしい。
まぁ

まぁの感想・評価

-
人の命って何…?
「これが日常」なんて、米軍兵士が言っていたけれど、
そんなの日常じゃない…。

斬首、銃殺…モザイクなしです…。

77分がとても長く感じました。
イラク

ザルカウィ
モザイクはない、、
kana

kanaの感想・評価

4.0
これがドキュメンタリーの典型であってほしい。
事実を伝えていると信じたいと思うに値する内容でした。
スンニ派ザルカウィが台頭してきたころのイラク戦争のドキュメンタリー。一般的な映画と違って演出が無いドキュメンタリーならではのリアルな映像は目を背けたくなるような現実を突きつけてくる。
炭になった死体、斬首や銃での処刑、パーツが足りない死体だったりを直接的すぎる映像で訴えかけてくる。
脳が見えて脈は止まるも痙攣して死戦期呼吸をしている男性。死がこんなにも近すぎる世界はあまりにも悲惨だ
saki

sakiの感想・評価

4.0
THE REAL!
未だ混沌と闇、戦争を防ぐためにあるはずの政治の力が無力な今の世界で、ぜひ見るべき報道ドキュメンタリー。

77分という短さに、
抵抗勢力側・アメリカ軍双方のリアル密着、翻弄され犠牲になる一般のイラク国民、俯瞰の政治状況、残虐な戦場がひきだす人間の闇が凝縮されている。


Only the dead have seen the end of war.
ただ死者のみが戦争の終わりを見たのである。
- プラトン -
戦争は人を狂わす。
異常な現場に降り立った時、人は皆正常でいられるのか。
これが真のドキュメンタリー。
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