老人と子どもたち、というラストシーンに「左卜全とひまわりキティーズ」を思い出してしまった自分は完全に不正解だが、ホッと胸をなでおろすようなささやかな希望にたどり着くまでの時間が100分だろうが10分…
>>続きを読む子供に大人気のお爺ちゃん。
家の中と外の違いを音によってこんなにも描き分ける映画初めて観た。
家の中には外の騒音だけが入り込み、子供の声が掻き消される。最後、子供の声の音を獲得するお爺ちゃんが嬉しか…
初キアロスタミ。
お爺ちゃんが自室に籠もってるときの窓から入る光が超絶すごい。
カラーでサイレントをやることの意義の最大値がこの空間にあるんじゃないか。
このとんでもない技巧をこんな可愛らしい小…
難聴の老人の日常だけでも良い風景だと思わされるのに、それに加え喧騒と無音の対比を浮かび上がらせ、音の有無で空間の印象がこうも変わるのかと音の哲学を考えさせられる作りになっている辺り、映画の探究者キア…
>>続きを読む初期キアロスタミの短編。「大きなかぶ」みたいな、だんだん人が増えていく類のお噺。
年寄りのいる部屋の窓に向かって石を投げつける、という「ライク・サムワン・イン・ラブ」でも見られた表現が既に見られる…