コーラスの作品情報・感想・評価

コーラス1982年製作の映画)

Hamsarayan

製作国:

上映時間:17分

4.1

「コーラス」に投稿された感想・評価

ウタ

ウタの感想・評価

3.8
やっぱり音楽って凄いなぁ。

コーラスは本当に綺麗でそこだけ何回もリピートして見ていました。

私は主役の先生が小堺一機に見えて仕方がなかった。
子供に大人気のお爺ちゃん。
家の中と外の違いを音によってこんなにも描き分ける映画初めて観た。
家の中には外の騒音だけが入り込み、子供の声が掻き消される。最後、子供の声の音を獲得するお爺ちゃんが嬉しかった。

僕は鳩が大の苦手なのでこんな映像は絶対に撮れない。
初キアロスタミ。

お爺ちゃんが自室に籠もってるときの窓から入る光が超絶すごい。
カラーでサイレントをやることの意義の最大値がこの空間にあるんじゃないか。

このとんでもない技巧をこんな可愛らしい小話でやるのも最高。
こう

こうの感想・評価

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キアロスタミの作品は難しいこと言ってこないから好きだ。
単純に面白い。
難聴の老人の日常だけでも良い風景だと思わされるのに、それに加え喧騒と無音の対比を浮かび上がらせ、音の有無で空間の印象がこうも変わるのかと音の哲学を考えさせられる作りになっている辺り、映画の探究者キアロスタミは流石だ。
KSat

KSatの感想・評価

3.5
初期キアロスタミの短編。「大きなかぶ」みたいな、だんだん人が増えていく類のお噺。

年寄りのいる部屋の窓に向かって石を投げつける、という「ライク・サムワン・イン・ラブ」でも見られた表現が既に見られるが、窓から差し込む光が全く違う。

冒頭、意味不明に疾走する馬車も良い。
故キアロスタミは短編映画の名手でもあった。

サイレントとトーキーに対する鋭敏な感覚。キアロスタミらしい「窓」のラストショット。室内照明の美しさはソクーロフにも似ている。

傑作中の傑作。