ザ・コンテンダーの作品情報・感想・評価

「ザ・コンテンダー」に投稿された感想・評価

ザン

ザンの感想・評価

3.3
あれはゲーリー・オールドマンだったのか、後で気づいて驚く。政治の要職に就く女性議員の過去の性遍歴を暴露して陥れようとする構図。日本で考えると、田中眞紀子ならパロディだな、蓮舫あたりじゃないとイメージできない。にしても、日本なら即更迭だろうから、事実でないなら生命かけて猛反論するだろう。そういう意味では、この大国は懐が深い。
国民の政治に対する関心度という点で、アメリカだから制作できた作品なのは間違いないところでしょう。
時代背景は、支持の高かったクリントン政権の後の民主党政権だから20年ほど前となります。クリントン大統領と同じように主人公となる女性政治家がセックス・スキャンダルに巻き込まれます。
テーマそのものが政治の闇を取り上げてるので泥々した救いのないストーリーになりそうなのですが、本作では政界の駆け引きという面が色濃く描写されてます。ラストも大統領の大岡越前裁きのようで、痛快劇と言えなくもない出来映えでした。
日本の政治家を取り上げたなら、このようにカッコ良く作品を制作できなかったと思います。政治も華麗でカッコよさは必要なはずですよ。だってこれも人気商売のようなもんです。ましてや映画にするなら、クールさを強調するのは必然だったことでしょう。
しかしゲイリー・オールドマンも年をとりました。「レオン」出演時のカッコよさを知る者としては残念に思ったりします(^^;
pier

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3.1
善人と悪人を問う作品。
善も悪も存在せず、人は自分のために行動し、時代によってその基準が変わっているだけに過ぎないと思いました。
アメリカ合衆国副大統領が急死したことで指名を受けた女性議員が、セックス・スキャンダルを引っ張り出されて……という女性の資質という点を言及してるというか、むしろ政界って汚いというか (笑)。
女性議員の台頭が気に喰わないという男性議員の思惑や野望がコレでもかというくらい陰湿な反面、矢面に立たされたレインがソコまでと思うほどにクリーンでちょっと厭味臭い。ソコが清々しいと見るべきなのかも知れないけど、あんまり理想を突きつけるのもどうだろう……という疑問を感じないではいられない。

それにしても、半ばチョイ役のFBI捜査官がキャスリン・モリスでビックリ。髪が黒いと印象が全然違ってナカナカ気付かなかった (笑)。
ちょっと忘れちゃったけどjoan allenて良い女優さんですな。

ちょっと忘れちゃったけど、重心が何処なのか難しかった。
marev

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3.0
公開当時、映画館にて。
ゲイリー・オールドマンは下院の議長。
副大統領指名の承認を受けようとする女性をいじめている嫌味な親父w
クリスチャン・スレーターは普通にまじめに仕事する役。
ゲイリーはエグゼクティブ・プロデューサーもやっているが、本人はあまりこの作品を気に入っていないと言っていたくらい、微妙な感じではある。
副大統領の急死に伴いアメリカ史上初の女性副大統領候補の指名を受けた一人の議員と、それを阻止しようとスキャンダルを持ち出して攻撃する政敵たちとの息詰まる攻防を描いた政治ドラマ。
laBamba01

laBamba01の感想・評価

4.7
「どんな状況でも、貫いてこそ信念に価値が生まれる」
その為に、例え大きな犠牲を払ったとしても...

魑魅魍魎が跋扈する政治の世界を信念だけを頼りに闘う強固な意思を持ったヒロインの格好良さ!

いま観ても全く色褪せていない、現代の政界寓話。エンディングの爽やかな逆転劇のカタルシスを味わいたくて、時々繰り返し観返す作品!