仮面の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『仮面』に投稿された感想・評価

後半の畳み掛ける展開は偽善者の仮面を剥ぐことで終結する。シャブロルによるとラガニュー(フィリップ・ノワレ)は心もグルメも全てインチキの人物らしいが、あのワインの飲み方もインチキなのかもしれない
杏奈
3.9
これでいいをひた走る当たりシャブロル
ミリ
-

新婚さんいらっしゃいの桂文枝さん的フィリップノワレの化けの皮を剥いでいくコメディ。が、とくに爽快感もなく、どこまで行っても囚われの女であり続けるヒロインも妙。正義とか悪とか、シャブロルはてんから興味…

>>続きを読む

テレビに始まりテレビで終わる。一見世俗的な作品にも見えるが、主題である「仮面」や大衆文化への批判描写に対し複雑な仕掛けがなされている。同時に本作は眼差しの映画として見る/見られる関係性を見事に構築し…

>>続きを読む
mingo
4.1

やっぱシャブロル最高。
ナンバー4521TJ60の車イケてた。

トークメモ
オリジナル脚本。オディールバルスキ。ビオレットのジュエルが最初、嘘の心とか。シャーロットアームストロング「甘い罠」「破局…

>>続きを読む
味
3.0
新文芸坐シネマテーク
3.9

 いかにもセット丸出しのピンク色のTVセットの中で、余命を楽しむか弱き老夫婦たちが世界旅行を賭けて熾烈な戦いを繰り広げる。その様子を司会として纏めるのはクリスチャン・ラガニュー(フィリップ・ノワレ)…

>>続きを読む

登場人物たちの数多の嘘という仮面があり、作品そのものも探偵モノ的な筋書きを隠して始まって、最後には映画あるいはテレビというメディアが被った仮面を引き剥がしてしまうようなインパクトのあるエンディング、…

>>続きを読む

最初のテレビ放送、ピンクとグレーのセットと衣装の中で、参加者のおじちゃんの顔もピンクでよかった。最後に潰そうとする車がピンクなように、偽善的権力の象徴としてピンクが使われてるかのよう。屋敷の明るすぎ…

>>続きを読む

あなたにおすすめの記事