エゴイズムとカオス
木漏れ日
わからねぇ
杣売りも小刀を盗んでいる
でも、それでも、不確かな善意に委ねるしか他に手段は見当たらない。旅法師は、まだ少しばかり残っていると信じる人間の良心に期待を込め…
嘘・本当という概念を超えて、主観で捉えた物事は絶対に客観的に正しいとは言えない、というところまで昇華させてる。そういう哲学用語とかありそうだけど俺は哲学は全く覚えてない
すべての証人はエゴと自分の…
初の黒澤明作品~。1950年ってもっと音質悪いと思ってたから結構聞き取りやすくて良かった。
雨すごく降ってる~。「分からねぇ」ってめっちゃ言うじゃん。
盗賊の多襄丸と夫の金沢武弘とその妻の真砂、…
雨の羅生門の不穏な空気、男が歩いて薪を取りに行くだけの場面、登場人物が検非違使の所でカメラに正対し供述する場面、どれも良い。画的にも面白く、分かりやすい。名優の表情の演技をまじまじと観ることができる…
>>続きを読む黒澤明の映画は汗が凄い。
男3人が羅生門の下で雨宿りしながら、こないだ起きた殺人事件の食い違う証言を語って、人間自分勝手過ぎ~疑心暗鬼~ってなる話。
同じ事件の話やけど、証言する人によって全然違…
女の狂気的な演技力が恐ろしかったな。
そしてこの時代のジェンダー観も面白い。しかし、根源的な死への恐怖や、また、自分の中にある、そのジェンダー観が何者かに損なわれようとした時の、あの男達の恐れよう、…
「自分をよく見せたい」みたいな見栄から皆嘘をついてる?
杣売りが一部始終を見ていたという話も本当のことか分からない、と観ている私も旅法師と同じように人を信じられなくなっていた。
なぜそこまで嘘を…
©KADOKAWA1950