マザー!の作品情報・感想・評価

「マザー!」に投稿された感想・評価

CHEBUNBUN

CHEBUNBUNの感想・評価

4.3
【日本男性こそ観なくてはいけない】
ヴェネチア国際映画祭騒然!東和ピクチャーズがビビって日本公開中止にしてしまった問題作。観た人曰く、「開始5分でネタバレ地雷原。観た人としか話せない」「映画が観客をレイプする」「狂った傑作」とのことだったのでブルーレイで観てみた。

確かにネタバレ地雷原。町山智浩が、他にも簡単に連想する作品があるのにも関わらず、本作との引き合いに日本のマニアックな作品を挙げていたのも納得。別の映画名を述べた途端、衝撃が半減するのだ。

では、ネタバレせずに頑張って本作を語ってみましょう。

本作は、ジェニファー・ローレンス扮する女とハビエル・バルデム扮する夫の暮らす一軒家に次々と見ず知らずの客がやって来て家を荒らすという内容。

不条理過ぎて一見難解に見えるが、ホドロフスキー映画同様、比喩がストレート過ぎる映画だと認識して観ると本質が分かる。

女はあるシチュエーション下に置かれている。それによる心の不安、夫とのディスコミュニケーションを文字どおり「家の崩壊」で描いていく。

そして、不条理過ぎて訳分からない、観客もジェニファー・ローレンスと共に他に理解者がいない混沌を彷徨うことで、そのシチュエーション下の女の葛藤を疑似体験することができる。

ここまでなら、今までも似たような映画が作られて来たので別に驚かない。察しの良い方なら、オチも予想できるだろう。

しかし、ダーレン・アロノフスキーはやっぱりアロノフスキーだった。終盤20分近いあの狂ったシーンの後に更に20分付け加えられたあの悪夢。

あれを観ると今の日本社会そのものに感じた。無論、ダーレン・アロノフスキー監督はただ倒錯的な映画愛を本作に籠めただけだ。

しかし、この『マザー!』は日本男性が観なくてはいけない一本だった。

未体験ゾーンの映画たち2019で上映してほしい映画でした。

ネタバレ解説記事はこちら↓
http://france-chebunbun.com/2018/01/04/post-13925/
いや、前知識なしで観たんですけど、スゴい映画でした。まったく、人にオススメできないです。でも、強烈に印象に残ります。ただただ、ジェニファー・ローレンスが美しいのと、ハビエル・バルデムが不穏なのとが、最後まで観る勇気をくれました。
最高すぎ。ダーレンアロノフスキーやっぱ好き。

ひたすらジェニファーローレンス演じる"mother"の一人称で物語は進行する(FPSゲームのような一人称ということではなく、キャラクターの感情や思考に寄り添った一人称ということである)。
序盤はおそろしく不穏で、常に何かが出そうな気配が漂う。不穏なだけでなく、ちゃんとジャンプスケアもあるので気が抜けない。
一軒家を舞台にしたホラー映画なのかと思いきや、今度はモンティパイソンの「招かれざる訪問者」のようなコメディになっていく。
ゲラゲラ笑って見ていると、次はオカルトホラーのような展開になってまた肝を冷やされる。
とにかく展開が予想できず、なおかつ進行するにつれてどんどん事態がエスカレートしていく。個人的に展開がエスカレートしていくような映画は超大好きだからもう最高(「グレムリン2」とか「プロジェクトX」とか!)。

最後まで見終わるとこの映画が何かの寓話だったことが分かるわけだが、とにかくアメリカで観客に嫌われたのもよくわかる。最後のほうにはとてつもなく不快でショッキングな展開が待ち受ける。展開自体の最悪さもさることながら、真に人を不快にさせるのはこの映画が人間への写し鏡になっているからである。もちろんそれはダーレンアロノフスキーが作った写し鏡なのだが、確かに真実を写しているようにも感じる。

「人間は最悪やし愚かやしクソやな!終わり!」という真実をありのままに、いや、めっちゃ雑に見せるこの映画、そしてダーレンアロノフスキーはやっぱ最高である。
うどん

うどんの感想・評価

4.0
ネタバレ書いている方多いので、レビュー見ずに作品を見るのをオススメします...

賛否がかなり別れる作品でしょうが“最後まで目が離せなかった”のは間違いないです。
soyaryoko

soyaryokoの感想・評価

3.5
ダーレン・アロノフスキーの新作が劇場未公開になるということで当時すごく驚いたけど、見て納得。これは日本では無理だ…。
完全に聖書の世界で、全てをシェアする世界って気持ち悪いなあと思った。

バルデムはやはり存在感が最高…。
一色景

一色景の感想・評価

2.0
あらすじにはこの作品は「彼女の妄想か?」というようなことが書かれているが、むしろこの作品は「彼」の妄想なのでは?という結論が浮かんだ

映画的に「作品」という色が強く、詩的な表現を直接映像に落とし込んだような表現が各所に見られる
男と女、親と子、信仰の興り、翻弄される民衆、戦争…
小さな家の中でそれらをメタファーとし、様々なことが起こるが
個人的にはこの作品にはテーマが感じられず、ただ色んなことが起こるだけで退屈な内容だった

画的な魅力も特筆することもない
ただし、舞台をひとつに絞ってコロコロと画が変わるという撮り方は評価できるが
ワンカットで作成されているというわけでもないので、決して工夫や技巧を感じる演出がされているとも言いがたい
期待していただけにがっかりした作品
この旦那、訳がわからな~い💦次々に押し掛ける知らない人々、怖すぎる…。奥さんあまりにも可哀想すぎでしょ😥最後がホントに衝撃的で。。てか、これってグルグル?😱
ako

akoの感想・評価

1.5
ほんとに胸糞なのはわかるし気持ち悪いけど地球と神の関係としてみるとなるほどなと思います。人間ってやだなぁってなりました人間だけど、、、
>|