斜陽の世界をおセンチにではなく描き上げていてとても良かったです。吉原・赤線地帯の末期の話ですが、京マチ子、三益愛子、木暮実千代、若尾文子など三者三様の人物のキャラがとても立っていてよかったです。肌の…
>>続きを読む溝口健二監督、成澤昌茂脚本、京マチ子、若尾文子、木暮実千代、三益愛子、町田博子、川上康子、進藤英太郎出演、黛敏郎音楽、宮川一夫撮影、1956年作品。本編の一部に芝木好子『洲崎の女』を導入しているが、…
>>続きを読む女たちが手のひらを返すときの力強さに都度ぐっときた
短い時間で異なる5人を描き、それぞれの背景を説得力を持って見せるのが凄い
悲劇でもハッピーエンドでもない最後は変化の有無を示唆しないというか、彼女…
たぶん38年ほど前に初めて観て、そこから10回以上の再鑑賞。
溝口健二の遺作とは思えないほどの「気」の入った群像劇の傑作✨
時代は変われど、娼妓の本質みたいなもんは変わってないのだと思う。ロマンチッ…
パンパンだとか蔑まれても
ほとんどの男が求めているもの
お上が何やらやろうとしてるけど
庶民が本当に必要なものとは
やりたくて始めた訳ではないけれど
今となっては意地がある
恋を匂わせ金を引き…
すごくすごくよかった
にっぽんぱらだいすと時系列は同じだけど切り取り方が全然違って面白い
ずっと画面シンプルなのに退屈しないし、短いのにドラマがしっかりあるのなぜ!
そして雨月物語以来の京マチ子さ…
©KADOKAWA1956