《女》を撮ることに定評のある溝口健二。今までの作品よりも多くの女の生き様にフォーカスした本作は彼の遺作として相応しいものだと思った。普段の作品では長回しを多用するが、赤線地帯では動きのあるカメラワー…
>>続きを読むたぶん38年ほど前に初めて観て、そこから10回以上の再鑑賞。
溝口健二の遺作とは思えないほどの「気」の入った群像劇の傑作✨
時代は変われど、娼妓の本質みたいなもんは変わってないのだと思う。ロマンチッ…
パンパンだとか蔑まれても
ほとんどの男が求めているもの
お上が何やらやろうとしてるけど
庶民が本当に必要なものとは
やりたくて始めた訳ではないけれど
今となっては意地がある
恋を匂わせ金を引き…
すごくすごくよかった
にっぽんぱらだいすと時系列は同じだけど切り取り方が全然違って面白い
ずっと画面シンプルなのに退屈しないし、短いのにドラマがしっかりあるのなぜ!
そして雨月物語以来の京マチコさ…
溝口作品の中では珍しい現代劇ながら、女性を主体に描くスタイルは変わらない遺作。
役者陣のキャラクターに合った迫真の演技や演出、1ショット1ショットからものすごいエネルギーを感じられた。加えて、黛敏郎…
©KADOKAWA1956