これもまたピアノの美しい映画だった。
簡単に言えば臓器移植をめぐるヒューマンドラマなのだが、ドナーやレシピエントとその家族、医者たちに丁寧にフォーカスして、あくまでリアルな描写に徹頭徹尾重きを置い…
丁寧に作られた作品だった。
はじめは「この重い夫婦の描写がずっと続くのか」と思ってしまい数日で数分ずつしか見進められず。やはり気になって見てみたら場面が変わって、それからはゆっくり観られた。とくに医…
ガス・ヴァン・サント監督を敬愛するという、カテル・キレベレ監督による心臓移植を巡る物語。
テーマとは一見相容れない叙情性はなるほどと思わせる。
即物性と乾いた叙情を、対比と均等と呼んでみたブロ…
モーリタニアンを観て知った、タハール・ラヒーム出演ということで鑑賞。
不慮の事故で脳死になった少年の家族と、心疾患のある女性の家族の、心臓移植をするまでの家族の物語。
タハール・ラヒームは主演とは言…
心臓を取り出すときに海の音を聞かせるシーンがとても綺麗で儚かった。
臓器提供で救われる命もあるけど、自分の息子の心臓はまだ動いているのに臓器提供することによって完全に命を絶たせる決断をするのはとても…
大学の講義で取り上げられました。
臓器移植によって助かる命がある素晴らしさと、脳死患者の臓器摘出に伴う苦悩。この狭間には本当に難しい問題があると感じた。
ドナー家族やレシピエント、移植医療者…
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