冒頭、三船敏郎がいかにも剣戟映画調に無双するシーンから始まり、「あーこういう映画ね」と観客を舐めさせる。
すると「これは伝聞。事実は違う」というナレーションが入る。
戦前の“傾向映画“、あるいは『下…
傑作の大魔神シリーズをお子様ランチ『大魔神逆襲』で終わらせてしまった人物が監督。きわめて多作ですが本作と『大魔神逆襲』以外は観たことありません。
でも脚本が黒澤明の上質なものだから高評価を進呈します…
同世代の親友だった黒澤明脚本、森一生監督の斬新な映像感覚が冴えた仇討物時代劇の傑作。既に黒澤は、「七人の侍」のお膳立ては出来たと云った印象。三大仇討の一つ伊賀越の仇討を、戦国の世から数年が経ち初めて…
>>続きを読むなぜこの作品にスポットが当てられないのか。
“十三人の刺客”等の刀を持ち慣れていない侍の表現も、“子連れ狼死に風に向かう乳母車”の斬られた側目線のカメラワークも、“太閤記”“天下御免”の現代シーンの…