ボンジュール、アンの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

ボンジュール、アン2016年製作の映画)

Paris Can Wait

上映日:2017年07月07日

製作国:

上映時間:92分

3.6

あらすじ

アン(レイン)は人生の岐路に立っている。長年連れ添った映画プロデューサーの夫マイケル(アレック・ボールドウィン)は、成功を収めているが妻には無頓着。ある日、夫の仕事仲間のジャック(アルノー・ヴィアール)と共に、カンヌからパリへ車で向かうことになる。ただの7時間のドライブのはずが、美しい景色、おいしい食事とワイン、ユーモアと機知に富んだ新たな発見の旅となり始める。

「ボンジュール、アン」に投稿された感想・評価

だいみ

だいみの感想・評価

3.9
「頭でっかちに理由をつけるのがアメリカ人の悪いところだ、」スノッブなフランス男のセリフ、妙に納得でした(アメリカ人でもそう言われるなら我々はどうなるのか、)
確かになあ。頭で考えることなしに、楽しいこと、単純にそれを追求することが大事なお年頃になってきたのかもね
その行き着く先はやっぱり食卓か。それ実際、真理なんですよね
メイン、ワイン、花束、デザート…
美しいお皿の数々にうっとりしました
幸せが寄ってきてくれたような類いの高揚感ね、テーブルには確かに幸福があるのね

これといったストーリーがあるわけでもないのに、グッと引き込まれた時間でした
中年女のさみしさは世界共通で、
アンは、あんなに美しくて裕福で、でも、さみしい。その気持ちに真正面から向き合うことから逃げる、自分のさみしさに薄々気付きながらも、、うーむわかる。本当に、我々は何があれば満たされるんでしょうね
でもまあ、恋ではないでしょうな、作品ではエンディング、今から恋が始まるんだろうけどね

カンヌ.プロバンス.ボルドー.リヨン…田舎の素晴らしい景色を経て、やっと到着したパリ。なんとも味気ないものに映りましたね、がっかりするくらいに
あんなにパリに行きたい行きたい!って、ここのところ何年も思ってる私なのにね

ダイアンレインのエレガントな佇まいよ、、、あのトートバッグ欲しい、セリーヌかなトッズ?
バブル全盛期の名作CM「銀座.ジュエリー.マキ」以来かもの彼女だけど、あの頃よりずっと素敵だと思う、いいなあ〜

@星が丘三越
子供は自分の手を離れ、夫は忙しすぎて妻に関心が薄い。
そんな時に思わぬきっかけで訪れる夫の仕事仲間との数日の旅。

自分の好きな事や、やりたい事、時にはちょっと寄り道したり、自分の人生をたのしむという事。

私もアンと同じような歳頃なので、そんなことを考えさせられる映画でした。
Yoshiki

Yoshikiの感想・評価

3.9
ゆったりみるのにちょうど良い。
水色のプジョーが素敵だった。
アンの気取らない服装とか、フランスのインディーロック使ったり綺麗な写真撮りまくるところとかスローでお洒落。
今風でいかにも感はあったけれど、映画だしたまには美化されまくったのもありかもしれない。
フランス語が分かればさらに面白く観られると思う。
AYA

AYAの感想・評価

3.7
良かった!ジャックみたいな人と絶対仲良くできない、と思った序盤やけど中盤あたりからん?案外良い人なの?ってなってくる(笑)ポスター通りアンのコーデが毎日可愛いくてお洒落。終わりのシーンとか爆発的な可愛さ。
Toku

Tokuの感想・評価

4.8
気になった音楽たち
Everything Is Everything/Phoenix
Girlfriend/Phoenix
ゆり

ゆりの感想・評価

3.6
歳を重ねるごとに
自然体で上品な映画がすきになってきた。

フランス男性はとにかく女心を
しっかり掴んできますねぇ~

バラとワインと紳士
フランス行きたい。
後部座席にいっぱいのバラを乗せたドライブとか、車が故障しても慌てることもなくピクニック始めちゃうところとか、確かにくすぐります、女心。
でも私が一番 そうだなぁと思ったのは写真のエピソード。
あとで見せてね って言うだけで そのこと忘れちゃう男性、案外多いと思う。
彼は違ってた。
楽しそうに興味深げに見てくれた。
ちょっとしたことに潤うし、あたたまるよ 女心は。
やっぱり女って、いくつになっても自分に興味を持ってほしいし、自分は誰かの特別な人でありたいと願う。そんな幼気な生きものなのよね。
そんなことをさらっと感じさせるダイアン・レインの演技よかったなぁ。
私も彼女のようにステキに歳を重ねたい。
純

純の感想・評価

4.2
寄り道なしの人生なんてつまらない。無駄のない近道を通ってちゃ見えない景色、知らない時間の流れ方があることを、ちゃんと覚えておきたいね。目的地や締め切りは大切だけど、たまには待たせちゃえばいいんだなってくらいの余裕だって、とても大事なことだから。いくつになっても、言い訳せずに自分から豊かな時間を手に入れていかなくちゃね。

この映画は、多忙な夫と別行動でパリに向かうことになったアンが、夫の仕事仲間であるフランス人ジャックと寄り道だらけのドライヴをするロードムービー。チャーミングと美味しいが詰まった、「人生羽目を外してみるのもひとつかも!」と明るく振り回されちゃう、最高にキュートな作品だった。倫理的にはちょっと考えものな行動でさえユーモアと感激に変えてしまうフランス人独特の余裕、もはや羨ましく思えてしまう。皮肉なんじゃなくて、本当に底抜けに明るくて、楽しいことが大好きで、自由にのびのびと生きるジャックがとても輝いて見える。美食家で女好きで煙草がやめられなくて。人生を謳歌するって、こんな生き方を言うのかもしれないね。美しいものを見ること、美味しいものを食べることに、遠慮や我慢は似合わない。気になるもの、惹かれるものには正直な心が一番で、それは年齢や時間に縛られるべきものじゃない。いくつになってもどんなときでも、私たちにはどきどきわくわくする権利があるんだって強気に言い張っていきたいよ。

次から次に出てくる料理はどれも美味しそうで、お肉も魚もワインもチョコレートも、本当に反則じゃないかってくらい私たちの食欲を刺激する。フランスの街並みもとても綺麗で、どの場所でもうっとりしてしまうほど。柔らかい日差しも深い夜も、とびっきりのご褒美みたいに観るひとの胸を高鳴らせる。なんて素敵な世界が広がっているんだろう。なんて心地良い時間が流れているんだろう。自分の身を置く場所ひとつで、きっと豊かな心の育ち方は変わる。丁寧に生きることは大事だけど、堅物になることとは全くの別物。車が故障したときに、不機嫌になるんじゃなくて「良いところだしピクニックしよう!」なんて言われちゃったら、不安も飛んで行って笑顔になれてしまうよ。それも美味しいワインに食事を美しい川辺で楽しんで、しまいには「モネの絵みたいにさ」なんて、もう幸せが漂う最高の空間の出来上がりだ。

ジャックのロマンチックな演出も憎いよねえ。女の子を喜ばせる方法の達人だなあって時々呆れちゃうぐらいだし、そんな気障なこと本当にするひといるんですかって笑っちゃいそうになるところもあるけど、実際にされて嬉しくないひとはいないだろうなあ。だって、遊び慣れてるとか女好きとか言う前に、薔薇をたくさん持ってきてくれることそのものよりも、薔薇の匂いが好きだって言ったことをちゃんと覚えてくれてるところが、誠実で優しいなって思うから。確かにアンはジャックの勢いに飲まれてる感じはあったけど、ジャックはたったの一度も自分本位で寄り道をしなかった。いつだってアンに最高の思い出を贈るために、最高の敬意を払ってくれていたんだよね。責任を持って、相手を退屈させないぞ、フランスの虜にしてやるぞって、あんなに一所懸命になってくれる最高の案内人、他にいない。

相手を第一に考えているからこそ、アンが車で寝ていたり、教会で涙を流したりするシーンでは、彼の思いやりが優しく滲んでいた。「楽しい」を存分に提供するだけじゃなくて、「悲しい」に浸る時間だって彼は遮らない。私たちの生きる時間は、そんなに緻密に分断して良いものではないから。時間にたくさん仕切りを作って血流を悪くしてしまったら、私たちの心はどんどん不健康になってしまう。どうか感情を急がせないで。楽しいも悲しいも、制限時間なんてないんだよ。回り道や寄り道があったからこそ出会えた感覚を邪魔者扱いなんてしたら、心は痩せ細っていくばかりだ。私たちはもっと自由に、思いっきり、笑ったり泣いたりしていい。世界に自分を開いていくこと。怖がらないこと。余裕を持つこと。しないだけで、きっとやろうと思えばできることばかりだ。この瞬間から、自分を解き放っていかなくちゃ。

ダイアン・レインの飾らない美しさも素敵だし(『トスカーナの休日』も観直したくなった)、あんな年の重ね方をしたいなって思う。上品で知的で、本当に憧れてしまう佇まいだった。かと思えば、車が故障したときはあんなに勇ましい姿も見せてくれるんだから最高の一言。子どもたちの成長に少し寂しがる側面もあって、大人の気品と子どものようなやわらかな感性、時たま見せる芯の強さが魅力的だった。

そういえば、リュミエール映画美術館のシーンでは少し前に観た『リュミエール!』を思い出して心が踊ったなあ。先述したモネや、ルノワールの絵画についてのお洒落な台詞にも嬉しくなっちゃうし、やっぱりフランスの芸術大好きだなって、上品さとユーモアがたくさん溢れる国なんだなってことを思わずにはいられなかった。この映画に出てくるフランス人たちは皆そんなフランスを愛していて、誇りに思っていて、だから街も人々を愛しているんだろうね。人々と街がお互いに大切にし合っている雰囲気が、素直に素敵で最高だ。

総じて、何だかいろんな気持ちが吹っ切れる映画だった。幸せだ、大丈夫だって気持ちで心がなみなみと満ちていくのが分かる。今まで駄目だって思っていたことが、実は人生の大事なエッセンスだったんだって思えるんだから、本当に不思議な力のある作品。人生寄り道してなんぼ!羽を伸ばして生きていこうって、清々しい気持ちになった。明日の朝、カーテンを開けて背伸びをする自分はきっと新しい私。そう強く信じられる。ブリュレのように熱く胸を焦がす人生に会いに行こう。新しい私になって、新しい世界に笑顔で明るく声をかけよう。ここはフランスじゃないし私はアンじゃないから、「ボンジュール、アン」とは返ってこないけど、どんな返事が聞こえてくるかも楽しみのひとつだと思えるよ。
とにかくフランスが綺麗だしフレンチがどれも美味しそう。ドライブはその国のことがよく分かるって台詞に納得。女性なら一度はあんな素敵なドライブしたいって思うね。写真の目線が好きだった。
Aurora

Auroraの感想・評価

3.6
オシャレだったし、なによりもすごくおいしそうな映画だった。
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